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Vol.18 渡部景秋さん

ページID:0003690 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

中通りの日本酒を説明する渡部さん

郡山初のゲストハウスとして注目され、併設のカフェ&バーや日帰り入浴は、市内の利用者も多い「温泉ゲストハス湯kori」。代表の渡部さんに移住のきっかけや今後の夢などについて伺いました。

プロフィール

西会津町出身。高校卒業後、進学を機に上京し、商社と建築会社で10年間、現場管理や営業で全国を巡った後、アパレル企業へ。人材育成や販売などの業務を10年間経験。ゲストハウス経営のため、昨年12月に夫婦で郡山市へ移住。今年4月に、旅館をリノベーションした「温泉ゲストハウス湯kori」を磐梯熱海にOPENした。旧旅館の持つ趣と泉質の良さを、くつろぎと癒しの空間で提供している。休日は、観光地を巡りながら、その土地の美味しいものを探し歩く。

インタビュー

街と人をゆるやかにつなぐ

前職では、人材育成や販売、店舗管理などを担当しましたが、IT化やネット販売の伸張で、人の役割や働き方が大きく変わる時の流れを感じていました。人と顔を合わせ、これまでの経験を生かせるシゴトを考える中、旅行や仕事で何度か宿泊した“ゲストハウス”に興味を抱きました。ドミトリー(相部屋)があって、共有スペースで宿泊者同士やスタッフが交流する距離の近さにも魅力を感じました。

物件を探す中、経営者を探していた熱海町の旅館小松屋と出会いました。郡山は経済都市の印象でしたが、足を運ぶ度に、ふるさとに似た趣のある街の雰囲気と人の良さにひかれ、「この街で暮らしたい」と感じたので迷いはなかったですね。

リノベーションは、旧旅館の良さを残しつつ、1部屋1部屋泊まって改修箇所を決めました。「湯kori」の名には、喧騒から離れ、温泉でゆっくりと過ごす時間を届けたいという思いを込めています。

宿泊客は、半数が外国の方という日もあり、中通りの蔵元を中心に揃えた日本酒の利き酒はとても好評です。他の地域へ移動する際の“経由地”としての利用が多いですが、市内のスポットもいろいろ観光して欲しいですね。郡山の魅力やおすすめを熱く語れるように、今は勉強の毎日です。いつか湯koriが、旅行者と地元の方が出会い、つながる「ハブ」としての役割を担い、地域にとってもかけがえのない存在になることを願っています。

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落ち着いた雰囲気で来訪者を迎えるエントランスの画像
落ち着いた雰囲気で来訪者を迎えるエントランス

“非日常”をゆるやかな時間の中で味わえるの画像
“非日常”をゆるやかな時間の中で味わえる

約60年の歴史を旧旅館から受け継ぐ大浴場の画像
約60年の歴史を旧旅館から受け継ぐ大浴場

(広報こおりやま2019年9月号より。内容は当時のもの)