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Vol.20 遠藤 喜敬さん

ページID:0003724 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

遠藤喜敬さん

地域に人を集める原動力になりたいと、逢瀬ワイナリーへ出荷する白ワイン用ぶどう作りに挑戦中の遠藤さん。地元への思い、今後の目標について伺いました。

プロフィール

逢瀬町出身の45歳。大葉農家を始めた父の跡を継ぐ2代目。農業で地域活性化をしたいとの思いから、ワイン用のぶどう作りに3年前から挑戦。試行錯誤を繰り返しながら栽培し、今年初出荷に至る。地元の音楽イベントなどで、大葉パスタを振る舞うなど、地域貢献にも積極的に取り組み、逢瀬町を盛り上げている。

インタビュー

農業で地域の未来を照らしたい

県外の大学を卒業後、携帯電話や自動車のプログラマーとして働いていました。仕事は好きでしたが、実家で営む農業に魅力を感じ、自分も自然と触れ合いながら働きたいと、郡山市に戻ってきました。

父と一緒に大葉を栽培してきましたが、農業をもっと詳しく知りたいと思い、平成26年に福島大学大学院に入学し、農業経済を学びました。「農業を核とした街の活性化」を研究していた時に、逢瀬ワイナリーが完成し、ぶどう農家を募集していることを知りました。「ワインで、地元を盛り上げることができるかもしれない」そう考えて、3年前からワイン用ぶどう作りにチャレンジしています。

ぶどうは肥料の調整が難しく、多すぎると幹に栄養が取られ、実が大きく育ちません。最初は苦労の連続でしたが、手をかけた分だけおいしく育つのが農業の面白さ。ぶどう作りもとにかく楽しんでやっています。今年から出荷ができるようになりましたが、来年以降も継続した出荷を目指し、地元産のワイン造りに貢献していきたいです。

人口減少に負けず、大学院で学んだことを生かしながら、おいしい農産物で人を呼び寄せ、地域を元気にすることが今の目標です。地元産のぶどうを使ったワインを上手に活用できれば、地域もこれからもっと活気づくと思います。大葉とワインで、逢瀬町から郡山市を盛り上げていけたら最高ですね。

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収穫時期を迎えた白ワイン用のぶどうの画像
収穫時期を迎えた白ワイン用のぶどう

大葉パスタなどを提供
地元のイベントでは大葉パスタなどを提供

(広報こおりやま2019年11月号より。内容は当時のもの)