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Vol.24 朝永理人さん

ページID:0003791 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

高校生の時に小説家を志し、第18回『このミステリーがすごい!』大賞で優秀賞を受賞した朝永さん。小説家を志した理由や今後の目標を伺いました。

朝永理人さんの写真

プロフィール

郡山第一中学校、郡山商業高校卒業の28歳。伊坂幸太郎の小説「ゴールデンスランバー」の面白さに衝撃を受け、大学在学時から小説の執筆を始める。ミステリー&エンターテインメントの新人文学賞である第18回『このミステリーがすごい!』大賞で優秀賞を受賞。受賞作「幽霊たちの不在証明」が宝島社より3月5日(木曜日)に発売予定。

インタビュー

ミステリーの魅力を届けたい

朝永理人さんの授賞式の様子の写真
初めてで緊張した授賞式

高校生の時、就職する自分をイメージできずに悩んでいました。そのときに出会った小説の面白さに触発され、「自分もこんな物語を書いてみたい」と小説家を目指すことを決めました。

もともと読書が趣味で、ミステリーものが特に好きだったこともあり、大学在学中にミステリー小説を書き始めました。いざ書き始めると、トリックを思いついても、それを生かすための展開や人物設計が難しい。独学で小説の書き方を勉強しながら、とにかく毎日書き続けました。

書影の写真
店頭に並ぶのが待ち遠しいですね!

受賞作「幽霊たちの不在証明」は、3カ月ほどの時間をかけて書いた王道ミステリー。これまで約10年で15作ほど書きましたが、これは一番の自信作でした。受賞の連絡が来たときは、これまでの努力が報われた気がしてうれしかったですね。

本作品は、高校の学園祭で起こった殺人事件を、同級生コンビが犯人捜しをするストーリーです。ロジックに詰めていく解決の部分に着目してもらえると、楽しんでもらえると思います。表紙も、デザイナーの方と相談して決めたので、多くの方に手に取って欲しいですね。

頭の中には、まだまだ書きたい物語がたくさんあります。作家としてのポテンシャルを高めるため、今も多くの作品を読んでいます。みなさんをあっと言わせるミステリーを書き、いつか映画やテレビで実写化されるように、これからも執筆を続けていきます。

(広報こおりやま2020年3月号より。内容は当時のもの)