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Vol.25 山内翼さん
地元出身選手として県内のバスケットボール界を盛り上げる山内さんに、子どもの頃から憧れた夢舞台に立つまでの思いや今後の目標を伺いました。
プロフィール
富田中学校、日大東北高校出身の22歳。
高校卒業後、バスケットボール強豪校の東海大学へ進学。満22歳以下の選手が、学校の部活に属しながらBリーグに参加する制度「特別指定選手」として、2020年1月に福島ファイヤーボンズに加入した。
ポジションはシューティングガード。果敢にシュートを狙うなど積極的なプレーでチームに貢献している。
地元愛を胸にプロで戦う
中学校でバスケットボール部の顧問をしていた父の勧めで、小学3年の時にバスケットボールを始めました。
高校時代に福島ファイヤーボンズの試合を見てから、自分も「地元のプロチームで活躍したい」と将来を意識するようになりました。
その後、バスケットボールの強豪校の東海大学を目指して猛勉強し、無事合格することができました。しかし、入学直前の練習中に膝をケガしてしまい、全治1年の診断を受けました。その時は引退も考えましたが、
「プロになって、育ててくれた地元に恩返しがしたい」
その一心で選手を続ける決断をしました。
復帰後、一軍に上がれず悔しい日々が続きましたが、シュートの精度を上げるなど技術を磨き3年生の4月頃から一軍でプレーできるようになりました。上のレベルで経験を積み、特別指定選手としてチームから声がかかった時は、やっとプロの舞台に立つチャンスをつかむことができて、本当にうれしかったです。
郡山で迎えた初のホーム戦では、会場が揺れるほどの大歓声に気持ちが震えました。緊張しましたが、そんな中でも冷静に3ポイントシュートを決めるなど、自分の強みがプロで通用したことは自信になりましたね。
郡山が大好きなので、今後も福島ファイヤーボンズでプレーしたいです。そして、チームをB1昇格に導き、地元の皆さんに愛される選手になりたいです。
無名のプレーヤーでも、諦めずに努力し続ければプロになれるということを証明して、福島に勇気や希望を届けます!
プロの世界をグッと近づけた大学時代
地元の友人との時間がリフレッシュに♪
(広報こおりやま2020年4月号より。内容は当時のもの)
関連リンク
福島ファイヤーボンズ<外部リンク>