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Vol.68チャイルドラインこおりやま

ページID:0003803 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

チャイルドラインこおりやまの皆さん
専用電話で子どもたちが抱える悩みや相談などに耳を傾け、その気持ちに寄り添いながら、一緒に課題解決を目指す「チャイルドラインこおりやま」。理事長の大岡桂子さんにお話を伺いました。

活動のきっかけは?

チャイルドラインは、18歳までの子どもたちが、専門の相談員(電話受け手)に悩みなどを相談できる無料電話サポートです。不登校や自殺問題に取り組み、子どもたちの支援を行う人たちが、チャイルドラインを郡山で開設したいという思いで、平成22年に母体となる団体を発足しました。現在は同会員から支援を受け、現場は10数名で活動を続けています。

どのような活動ですか?

毎週水曜日午後4時~9時に、研修を受けたボランティアの相談員が子どもたちの声に耳を傾けています。友人関係やいじめ、家庭問題、性の悩みなど、子どもたちは、さまざまな不安や孤独を抱えています。開設時間になると電話がたくさん鳴り、昨年は約1千600件の着信がありました。
チャイルドラインの特徴は説教や押し付けをせず、一緒に問題を考え、話を聞くことに徹すること。子どもたちは、話を真剣に聞いてもらうことで気持ちを整理し、自ら考えることで課題に向き合えます。
また、子どもたちが気軽に相談できるよう、県内全ての学校にフリーダイヤルを記載したカードを配布し、活動の周知を図っています。

活動して良かったことは?

話を聞きながら、子どもの気持ちが落ち着いていくことを感じると良かったと思います。しかし、残念ながら解決に至らないこともあります。相談員は常に振り返りながら、多様な内容に対応できるよう研修を重ね、聞く力の向上を図っています。子どもから「あの時はありがとう」と電話をもらうことがあります。自分で解決する力の成長を感じ、うれしく思いますね。

今後は?

日々、子どもを取り巻く環境は変化しています。「子どもの声に耳を傾ける大人がたくさんいる」そんな地域づくりをしていかなければいけないと思います。他の子ども・若者支援団体とも連携した、新しいカタチの取り組みを考えたいです。

なお、相談員となる養成講座の参加者を4月から募集します。一緒に子どもたちの成長を見守りませんか。

(内容は広報こおりやま2020年4月号掲載当時のもの)

問い合わせ

同団体 942-4036