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Vol.26 阿部要門さん
高校2年生にしてプロサッカーチームへの加入が内定した阿部さんに、高校の集大成として大会に挑む覚悟やプロでの今後の目標を伺いました。
プロフィール
福島市出身。尚志高校に通う3年生。
スピードを生かした裏への飛び出しと185cmの身長とフィジカルの強さを武器にしたヘディングで得点を量産する。県勢初の全国制覇を目指し、練習に励んでいる。
3月に、J2リーグのモンテディオ山形への加入が内定。休日は、チームメイトと市内で買い物をしてリフレッシュをしている。
悲願の全国制覇を目指して
兄2人の影響で、5歳からサッカーを始めました。中学時代は、福島ユナイテッドFCの育成チームでプレーをしていました。
中学校卒業時に、プロのユースチームに進む道も考えましたが、県内の高校で全国制覇を目指したいと決意して、強豪の尚志高校に進学。寮生活を送りながら、サッカー漬けの毎日を過ごしています。
高校に入ってすぐ、関東出身の同級生のレベルの高さに圧倒されました。「負けたくない」という一心で、部活後も1人で練習を重ねたことで、技術だけでなく心も鍛えられましたね。高校最後のインターハイ、そして選手権大会がある今年は、全国制覇をすることしか考えていません。僕のプレーや得点で、チームの勝利に貢献する。そのために必要なことを考えながら日々練習をしています。
プロの道に進む先輩を間近で見て、プロサッカー選手になることが、夢から明確な目標へと変わっていきました。モンテディオ山形から内定をいただいた今は、ここがスタートだと感じています。一日でも早く試合に出場して、プロの世界を体感してみたいですね。
プロの選手として、サッカーだけでなく人格も一流になりたいと思っています。サッカー人生を支えてくれている両親への感謝の気持ちを忘れずに、プロでの活躍、日本代表としてパリ五輪への出場を目指します。
プロで活躍したいと語った3月の入団会見
競り合いでも負けないフィジカルが持ち味
(広報こおりやま2020年5月号より。内容は当時のもの)