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Vol.73 つばさ会

ページID:0003933 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

つばさ会の皆さん
"子どもたちの健やかな成長と子育てを頑張る保護者の力になりたい"との思いで子ども食堂を運営し、ほかほかご飯で地域を元気にする「つばさ会」。代表の遠藤洋子さんにお話を伺いました。

活動のきっかけは?

教員を退職後、子どもや女性が貧困のため苦しい生活をする報道に胸を痛めていました。その時に見た子どもたちの表情は、教員の頃に接していた子どもたちとは違うものでした。

自分自身が仕事と子育てで大変だったこともあり、働く女性や子育て世帯の支援を目的に、退職した仲間や賛同いただいた方々と平成29年から活動を始めました。現在は16人で活動しています。

どのような活動ですか?

週に一度、小山田地域公民館で50人程度の子どもや保護者に手作りの晩ご飯を提供し、会話するなど交流を深めています。

献立は、栄養バランスや彩りも意識して会員の栄養士が考えています。コロナの影響で、現在はお弁当を仕入れて配るように変更し、七月からは、希望ヶ丘の集会所でも配り始めました。

また、活動に協力してくれる方々と一緒に、季節に応じたイベントも行っています。農園でのブルーベリー摘みや、大槻公園で遊んだ後に野外で食事を楽しむなど、たくさんの子どもや保護者に喜ばれています。

お弁当を渡しながらコミュニケーションの画像

お弁当を渡しながらコミュニケーション

子どもから大人まで笑い声であふれる交流イベントの画像

子どもから大人まで笑い声であふれる交流イベント

活動して良かったことは?

子どもたちからの「おいしい」という一言が、何よりもうれしいです。

クリスマスには、お礼に手作りのお菓子をくれた子もいて感激しました。

保護者からは、「苦手な野菜を食べられるようになった」という感謝の言葉をいただくこともあります。

最初は小さく始めた活動ですが、寄附や米・野菜などを提供してくれる方、イベントを一緒に盛り上げてくれる方など、支援の輪が広がっていることがうれしいですね。

今後は?

活動の本拠地となるような場を持ち、一人ひとりの子どもや保護者にもっと寄り添える環境が作れたらと夢は膨らみます。

会員は高齢者が多いので、若い世代の方にも活動に参加して欲しいと思います。

自分たちにできることを積み重ね、誰もが楽しく健やかに成長できる明るい社会になることを願っています。

手作りご飯でお迎えできる日が待ち遠しいです。

(内容は広報こおりやま2020年10月号掲載当時のもの)

問い合わせ

つばさ会 電話番号:090-2795-7287