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Vol.32 音川凌太朗さん
新鮮でおいしい野菜とカフェ風のおしゃれな店舗で話題の「SENDOYA」を営む音川さん。独立したきっかけや店づくりのこだわりについて伺いました。
音川凌太朗さん
プロフィール
富田東小学校、郡山五中出身の21歳。
青果店を営む実家で野菜・果物に囲まれて育つ。スーパーの青果売り場や実家の青果店での経験を経て、2020年.3月に「SENDOYA」をオープン。
毎朝市場を訪れて仕入れる商品が新鮮で安くておいしいと、SNSを中心に話題に。
一番好きな野菜は、オクラ。
インタビュー「時代とともに進化する青果店を」
実家が営む青果店に、18歳のときに就職しました。働く中で驚いたのは、いまだにアナログな世界だということ。このままでは、青果店が時代に取り残されてしまうと危機感を抱きました。
そこで、時代に合う店づくりに挑戦しようと独立を決めました。店づくりで重視したのは、カフェのようなおしゃれな空間とSNSを活用した情報発信です。
野菜の顔が一目で見えるように傾斜のついた棚を特注で作ったり、毎日InstagramやTwitterで、おすすめ商品や店の混雑状況などを発信しています。お客さんのほとんどはSNSで情報を見て来店していて、SNSの活用に手ごたえを感じています。
店に置く商品にもこだわりがあります。店名のとおり、野菜と果物は鮮度が命なので、県産や旬の野菜を中心に、市場や契約農家から仕入れ、当日中に店頭に並べます。鮮度が良く、おいしい野菜・果物は、お客さんにも好評です。
また、いわき市のカフェとコラボしたコーヒー豆も取り扱っています。スタッフ全員で試行錯誤してブレンドした、野菜と同じくらい自慢の逸品です。
オンライン化やさまざまな店とのコラボする中で、青果店の新たな可能性を感じています。12月中には、より便利に買い物ができるよう、オンラインストアも開設予定です。従来のイメージにとらわれず、時代に合わせて進化する店にしたいですね。
これからも、多くの方に野菜の魅力を届ける取り組みに挑戦します。
壁一面の棚から野菜たちの顔がのぞく店内
こだわりのコーヒーも人気商品のひとつ
(広報こおりやま2020年12月号より。内容は当時のもの)
関連リンク
SENDOYAインスタグラム<外部リンク>