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Vol.38 鈴木 千尋さん
商品販売や情報発信を通じて環境問題に取り組むSHIZEN TO KURASU代表の鈴木さん。始めたきっかけなどを伺いました。
インタビュー「地球にも人にも優しい暮らしを目指したい」
イギリスやオーストラリアに留学したとき、現地の人たちが日頃から自然に囲まれた場所で散歩や食事などをして、積極的に自然とふれあう様子を見てきました。地元の市場でも日本ではあまり見ないような、再利用できる紙袋の包装ばかり使われていて、自然に対する思いやりを感じました。
そうした自然と共生する姿がある一方で、世界では大量のプラスチックごみなどの環境問題が起きていることを知りました。そこで、自然の美しさを守りたいという思いで、2年前からSNSを通じて、身近でできる環境への取り組みの啓発や、エコ商品などの販売を始めました。
販売商品には海外から輸入しているものもあり、料理、買い物、洗濯、化粧品など、日常生活の幅広い場面で使用できるものをそろえています。また、4月からは、洗剤の量り売りができるリフィルステーションもオープンしました。
活動を始めた頃は、取り組みに対する思いが伝わらないこともありましたが、今では購入した方から、環境に対する意識が変わったなどの言葉をもらうことも増え、嬉しく感じています。
食べきれる量だけを購入し、食品ロスを減らすなど、日常生活の行動を何か一つ変えるだけで、環境保護につながります。便利さや時間短縮も大事ですが、自然への影響を少し考えて暮らすことが、環境だけでなく、身体と心にも優しいことだと思います。今後も自分ができることをSNSなどで発信しながら、皆さんに自然と暮らすことの楽しみを伝えていきたいですね。
オンラインや市内のカフェなどで販売中!
(広報こおりやま2021年6月号より。内容は当時のもの)