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Vol.84 (公社)認知症の人と家族の会 福島県支部郡山地区会

ページID:0004129 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

(公社)認知症の人と家族の会 福島県支部郡山地区会の画像
認知症の正しい知識の普及や、当事者の悩みの解消など、よりよい福祉の増進に努める「認知症の人と家族の会」。郡山地区会の代表世話人を務める芦野正憲さんに取り組みや思いなどを伺いました。

活動のきっかけは?

以前、同居していた母が認知症になりました。介護の知識不足や精神的負担から、その症状との向き合い方に悩む中で、認知症の人への接し方や、介護の心構えなどを学べる情報交換の場がほしいと考えるようになりました。

そこで、全国各地に支部を展開しているこの会に参加しました。本地区会は平成13年に設立し、現在60人で活動しています。

どのような活動ですか?

定期的に会報を発行するほか、9月21日の世界アルツハイマーデーに合わせて、毎年9月に講演会や啓発活動を行っています。

また、認知症についての悩みや課題を共有できる場である「つどい」(相談会・交流会)や、誰でも参加でき、何でも気軽に語り合えるオレンジカフェを毎月開催しています。これらは、不安を安心に変えてくれる場として、毎回好評です。

さらに、「つどい」に参加できない方のために電話相談も行っていて、迷いや戸惑い、悩みを解消する大切な取り組みとなっています。

「つどい」では参加者それぞれの悩みを共有できますの画像

「つどい」では参加者それぞれの悩みを共有できます

音楽を聴きながら談話できるのがオレンジカフェの魅力の画像

音楽を聴きながら談話できるのがオレンジカフェの魅力

活動のやりがいは?

認知症で苦しんでいた方が「つどい」を通して晴れやかな顔を見せてくれたり、相談者から穏やかに過ごせるようになったと言われたりすると、ほっとした気持ちになります。

今はコロナ禍で制約もありますが、当事者が直接話し合える「つどい」などは、不安解消の場の一つとして、これからも活用してほしいですね。

今後は?

若年性認知症やヤングケアラー、ダブルケアなど、認知症をとりまく環境が多様化している時代です。

より幅広い年代の人に認知症の知識と理解を深めてもらうことが、今一番重要な課題だと認識し、これからも活動に励んでいきます。

認知症になっても、介護する側になっても、誰もが笑顔で過ごせるまちを作りませんか。

(内容は「広報こおりやま2021年9月号」掲載当時のもの)

問い合わせ

公社)認知症の人と家族の会 福島県支部郡山地区会<外部リンク>

電話番号:945-0518