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Vol.44 荻野 稚季さん

ページID:0004140 更新日:2023年5月23日更新 印刷ページ表示

焙煎の仕上がりを確認する荻野さんの画像
焙煎の仕上がりを確認する荻野さん

焙煎所を設立し、「わかき珈琲」としてスペシャルティ珈琲を提供している荻野さんに、珈琲や焙煎への思いを伺いました。

インタビュー「カラフルな味わいに驚き、楽しんでもらえたら」

5年前に浅煎り珈琲を専門に扱う珈琲店を地元郡山で開店しました。
浅煎りの特徴は、短時間の焙煎で豆が本来持つフルーティーな風味です。初めて飲んだ時の味わいに驚き、感動した経験を共有したい。その思いを胸にお店で毎日提供するうちに、味づくりから関わりたいと欲が出てきました。

そこで、焙煎技術を東京の師匠の下で学ぶことを決めました。機械を買えば焙煎自体はできるし、工程もデジタル管理ですが、気温などの微妙な違いが味に影響する世界。自分の感覚を信じ抜ける技術を求めました。
技術習得と並行し、浅煎りの魅力をより多くの人に届けたいと店を出て、移動販売と修行の日々を2年半過ごしました。

そして、2年前に念願の焙煎所を設立しました。
新たな挑戦の始まりに気が引き締まりましたね。「常に失敗して常に向上しろ」との師匠の言葉通り、焙煎も生豆の仕入れも常に新しい情報を求めて学び続けないと進化できません。
ありがたいことに今ではそうした思いに共感してくれた方から、焙煎方法などを学ばせて欲しいと、情報共有会やワークショップを行うことも増えました。

「1杯の珈琲に驚き、楽しむ体験」は、お客様だけでなく、提供する側の仲間とも共有したいと思っています。知識や経験を共有して学び合える仲間との出会いは、私が進化できる機会でもあります。
そして、なにより浅煎り珈琲のカラフルな味わいに驚き、楽しんでもらえる体験を、皆さんの身近なまちなかで提供できるようになることが、今日も焙煎所に立つ私の原動力になっています。

デジタルでの管理と自分の感覚を大切にの画像
デジタルでの管理と自分の感覚を大切に

思いを同じくする仲間と焙煎技術共有会の画像

思いを同じくする仲間と焙煎技術の共有会

(広報こおりやま2021年12月号より。内容は当時のもの)

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