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Vol.99 福島県立湖南高等学校 学校運営協議会

ページID:0058213 更新日:2022年9月21日更新 印刷ページ表示

県立高校初のコミュニティスクールとして、地域に開かれた学校づくりに取り組む湖南高校の学校運営協議会。

会長の小山伝一郎さんと校長の酒井祐治さんに活動について伺いました。

全校生徒集合写真

活動のきっかけは?

令和2年に、地域と学校が一体となり、課題解決に向けて一緒に取り組んでいくコミュニティスクールに湖南高校が指定されました。

学校は、元々ごみ拾いや雪かきボランティアなどで地域と関わりを持っていましたが、改めて学校と地域が協力をしていくにあたり、学校運営協議会を設立し、12名で活動しています。

どのような活動ですか?

湖南の特産品のそばに注目し、全校生徒でそばプロジェクトに取り組んでいます。目指すところは、そばを使って商品を開発し、湖南町の新たな魅力をつくること。そのためにも学校近くに畑を借り、種まきから収穫、脱穀、そば打ちまで体験し、そばの知識を深めています。

湖南高校は普通科で、商品を作る技術も施設もないので、地元の方や会社の協力が必要不可欠です。だからこそ、地域で取り組むコミュニティスクールがぴったりで、湖南ならではの強みと感じています。

そばの収穫体験

自ら植えたそばをみんなで収穫

そばの脱穀体験

初めて体験する脱穀作業にも戸惑いながらも楽しく取り組みます

そば打ち体験

自分たちで収穫・脱穀したそばを使ってそば打ちに挑戦!

活動のやりがいは?

乗り気でなかった学生が、作業が進むにつれてだんだんと目を輝かせて取り組む様子は見ていてうれしいですね。空き家を地域の課題と捉え、解決策を見つけようとする生徒もいて、湖南に愛着を感じているように思います。

地元の人も協力的で、郷土料理を学ぼうと企画すれば、近所の方がお手伝いにきてくれます。学生が、地域の人と触れ合える機会を持てることも、今では貴重ですよね。

また、就職を目指す生徒の面接指導を学校運営協議会でお手伝いしています。本番に近い練習環境は生徒からも好評で、コミュニティスクールを始めて良かったと感じる成果の一つです。

就職面接指導

先生相手とは違った雰囲気の模擬面接は、本番前の貴重な練習

今後は?

農業・商業高校とも連携して、もっと湖南町を盛り上げる活動をしていきたいですね。

地域の人とのつながりを大切に、これからも取り組みを続けていきます。

(内容は「広報こおりやま2022年12月号」掲載当時のもの)

問い合わせ

電話:同校983―2126