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Vol.100 佐藤 美羽さん

ページID:0061433 更新日:2022年12月23日更新 印刷ページ表示

学校の給食における残食量に注目し、食べ残しを減らすために一人ひとりができることを調査・研究して、中学生に食べ残さないコツを提案した佐藤さん。

活動への思いについて伺いました。

佐藤美羽さん

▲受賞時のスピーチで、取り組みへの熱い思いを語る佐藤さん

活動のきっかけは?

私は小さい頃から食べるのが好きで、給食も残さず食べてきました。ところが中学生のとき、校内の残食量がとても多いことを知り、衝撃を受けました。

高校進学後、自分でテーマを決めて学習する授業科目があったので、給食の食べ残し問題を改善できるチャンスだと思い、調査・研究を始めました。

どのような活動ですか?

まずは、食べ残しの現状を知るため、給食センターにインタビューをしに行きました。そこで聞いた話や、市内各中学校の残食量を生徒にも知ってほしくて、食べ残しの注意喚起ポスターを作り、残食量が一番多い中学校に掲示してもらいました。

佐藤美羽さんポスター

▲あえて手書きにこだわり、思いを込めて作ったポスター

また、最初に一人ひとりに配膳する際、すでに給食を余らせてしまっている学校が多く、これも食べ残しの原因ではないかと考えました。そこで、中学校に協力してもらい、クラスごとに配膳方法を変えて一週間検証したところ、最初に配り切ったクラスは食べ残しを減らすことに成功しました。

この結果から、配膳のコツをまとめた動画を給食センターと協力して制作し、各中学校に見てもらうこともできました。

佐藤美羽さんDVD

▲具体的な方法と基準を動画で示して、配り切るコツを伝授!

活動のやりがいは?

なにより一人で手探りで始めた活動に、たくさんの人が協力してくれて、無事に中学生へ思いを届けられた達成感にほっとしました。

また、ある中学校では独自に動画のアンケートを取ってくれていて、「動画を見て実践したら残食量が減った」「配膳された給食を残さず食べようという意識がついた」など、たくさんの反響がもらえてうれしかったですね。

今後は?

今回の活動を通して、主体的に課題を見つけ、調査・研究していくことのやりがいを経験できました。今は大学で、目標である中学校教員になるために勉強しています。

将来は、この経験から学んだことを活かして、生徒に寄り添える指導者を目指し、ステップアップしていきたいです。

(内容は「広報こおりやま2023年1月号」掲載当時のもの)