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vol.59 紺野 陽奈さん
立教大学で地方創生を学びながら、福島県最大の学生コミュニティSFFの代表を務める紺野さんに思いを伺いました。
チャレンジ精神で拓けた人生―得たものを福島に還元したい
郡山高校で1年生までは部活と勉強に励む普通の生活でした。
しかし、2年生のときに人生観が変わる団体との出会いがありました。
大学生が主体となり、さまざまなプロジェクトを運営するSpread From Fukushima(以下SFF)です。
SFFのSNSにメッセージを送ったことがきっかけで、私も関わることになりました。
当初は、高校生の自分が参加することにためらいがありましたが、結果的に人生の視野が一気に広がりました。
進みたい大学や仕事など、曖昧だった将来のイメージを明確に持てるようになったんです。
人生ビジョンを「得たことを福島の未来に還元する」に決め、高校卒業後は立教大学に進学し、地方創生やジェンダーなどの社会課題について学んでいます。
昨年には、Fukushimafrogsという社会課題解決プログラムに参加しました。
半年間で自ら課題を設定し、解決に向けたサービスを構築するプログラムです。
その中で、日本は諸外国に比べて社会的に自立した若者が少ないというデータを見ました。
そこで私は、何かに挑戦するときに家族や友人など自分の大切な人から応援が届くアプリ「Cheering」の構築を提案しました。不安で一歩を踏み出せないとき、身近な人の応援は大きな力になるはずです。
このアプリで多くの人に応援し合える環境を届け、将来の夢や多様な選択肢を持てる社会を作りたいですね。
「まずはやってみる」。その一歩ずつの積み重ねで今の自分があります。
挑戦を繰り返してきたからこそ拓けた未来。
これからもチャレンジを続けて、私らしい生き方を見つけていきたいです。
たくさんのつながりが生まれたFrogsプログラム
(広報こおりやま2023年3月号より。内容は当時のもの)
関連リンク
紺野陽奈さんInstagram<外部リンク>