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vol.60 村上 卓哉さん

ページID:0068724 更新日:2023年3月22日更新 印刷ページ表示

村上卓哉さん

障がい者の就労支援事業を運営しながら、あらゆる違いを認め合う「ごちゃまぜのまちづくり」に取り組む村上さんの思いを伺いました。

誰もがありのままで生きられる場所をつくりたい

誰もがありのままで生きられる場所をつくりたい 10代にうつやひきこもりを経験したことで、就職の時期に「生きづらさを抱える人の助けになりたい」と、社会福祉士の資格を取りました。
福祉職として、いろいろな相談や就労支援にやりがいを感じる一方、制度の狭間で寄り添いきれない場面があり、福祉業界と一般社会の間に分厚い壁を感じるようになりました。

そして、生きづらいと感じる人や支援が必要な人が、社会の中で自分の居場所や可能性に気付けるような場を提供したいという思いが強くなりました。
そこで、兵庫県から移住して「ソーシャルスクエア郡山」を開所しました。
ここを拠点に、障がいの有無や性別など、あらゆる違いを認め合い、ありのままでいられる壁のない空間をつくりたい。
それを形にしたのが、昨年10月に逢瀬ワイナリーで開催した“ごちゃまぜフェス”です。

ごちゃまぜフェスを運営した全員集合の写真
たくさんのつながりから実現したごちゃまぜフェス


このイベントでは、思いに共感してくれた地域の企業の方やボランティアの方と、当事業所に通う要支援者が内容を一緒に考え、当日は訪れた子どもにお絵描きを教えたり、野菜の販売を体験したりしました。
農家の方と一緒に販売を体験した方は、「楽しい!農家で働きたい」と笑顔で夢を話してくれました。
会話をしながら一緒に楽しみ、社会や人とのつながりが自然に生まれて、自分の素直な気持ちをありのまま表現できる場づくりを目指しています。


今後も、福祉に限らず思いを持ったたくさんの方とつながりたいです。
そして、さまざまな考え方や社会の役割と出会えるきっかけをつくり、「新しい福祉」の魅力を形にして伝えていきたいですね。

ソーシャルスクエア2 
村上さんが運営するソーシャルスクエア郡山(障がいを持つ方の就労支援事業所)は、まるでカフェのような雰囲気 

ソーシャルスクエア3
寄附でいただいた本を誰でも借りれるスクエアライブラリー

ソーシャルスクエア4
卓球台をデスクとして使用。遊び心がある雰囲気♪

ソーシャルスクエア
地域の人が集まり、新たな出会いが生まれる場になっています

(広報こおりやま2023年4月号より。内容は当時のもの)​

関連リンク

ソーシャルスクエア郡山HP<外部リンク>

村上卓哉さん(Facebook)<外部リンク>

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