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Vol.103 郡山ザべリオ学園小学校 5年生
SDGsに取り組む企業を取材し、SDGsへの理解を深めることを目的に、1年間の総合学習に取り組んだ5年生。担任の青山典義先生に今回のカリキュラムを導入した思いを伺いました。
できることから、自分たちで一つひとつ実現していくぞ!
活動のきっかけは?
本校では、3年生からSDGsの授業を取り入れています。しかし、ゴミを拾えばSDGs、啓発ポスターを作ればSDGsといった児童の捉え方は、SDGsの本質から離れているのではないかと感じていました。
そこで、SDGsの本質である「誰一人取り残されない社会の実現」とは何かを考える授業を行いたいと思いました。担任を務めた5年生には、SDGsに取り組む企業を調べ、具体性のある理解まで深める学習に取り組んでもらいました。
どのような活動ですか?
4月の段階で、児童に1年かけて取り組む学習のゴールを提示しました。調べた内容をまとめたホームページを作ること、保護者の前で発表を行うことの2つです。
児童が取り組む中で、難しいと感じていたのは企業への取材。「話すときに頭の中が真っ白になって焦った」など苦戦しながらも、アポイントメントや実際の取材まで、児童自身の力で最後までやり遂げました。
また、ホームぺージ作りは、アウトプットの仕方を学ぶ機会でもありました。何度も文章やデザインを修正しながら、自分の言葉で伝えようとする姿が印象的でした。
保護者や企業の方へ、自分の言葉で伝えたプレゼンテーション
企業へのアポイントメントは、初めての体験でドキドキ!
活動のやりがいは?
今回は、児童が直接的に環境を良くする活動をしたわけではありません。しかし、企業の幅広い取り組みから、教科書では気付けないSDGsの本質を考えて、理解を深める機会にできたことはうれしかったです。
また、企業から「子どもならではの目線の質問が、改めてSDGsを考える良い機会となった」との声を頂きました。今回の学習の価値を実感した瞬間でした。
今後は?
今年度以降も、より実りのある学習を児童と共に取り組んでいけたらいいなと思っています。
常に新しいことに触れることで、児童の表現力が育つような授業を行っていきたいです。
問い合わせ
郡山ザべリオ学園小学校 電話:024-952-7756