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Vol.106 ポラリス保健看護学院
コロナ禍で希薄になった人と人とのつながりを取り戻すために、SDGsをテーマとした文化祭を開催。入学して初の文化祭に企画から取り組んだ4年生の本田さん二瓶さんに活動の思いを伺いました。
活動のきっかけは?
毎年開催していた文化祭が、3年間コロナ禍で開催できませんでした。
昨年度は何とか開催したいと思い、先生方と文化祭実行委員でアイデアを出し合いました。
みんなが共通して感じていたのは、学生同士のつながりの希薄化。
そこで、「卒業などで校内の体制が変わっても継続できること」を活動の共通ルールに、SDGsに取り組みました。
どのような活動ですか?
学校全体、各学年、教員の3つの枠組みで、9つの企画を行いました。
学校全体では、ジェンダー平等の実現を目指し、女性特有の悩みに周囲はどう感じているかのアンケートを実施しました。
その結果、生理へのサポートを希望する回答が多かったので、集まった募金でナプキンを購入し、校内の女子トイレ全てに設置。男子生徒にも生理への理解を深めてもらうためのポスターも作って掲示しました。
また、3年生は「古着de ワクチン」に参加し、発展途上国の子どもたちにワクチンを届けるため、約60kg の古着を集めました。本当に必要かを考えて買うことの大切さを実感しましたね。
古着を袋に詰めて、困っている子どもたちにワクチンを届けるぞ!
複数のゴールに対する取り組みを、報告会で発表しました。
活動のやりがいは?
活動の効果や継続性を学校全体で共有して取り組んだことで、みんなが積極的に取り組んでくれてうれしかったですね。
ナプキンを買うための募金も想像以上に集まり、少しは生理への意識を変えることができたのかなと感じました。
結果として、学生同士が交流し、見えないところで困っている人の力になれたと思えた文化祭にできてよかったです。
今後は?
今回取り組んだ中でも日頃から取り組める、エコキャップ回収や生理用品への募金などは継続していきます。
また、学生である私たちの行動から、病院内の方や地域の方にもSDGsに興味を持ってもらえるようなきっかけづくりをしていきたいですね。
問い合わせ
ポラリス保健看護学院 電話:024-983-5010