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vol.65 水橋 洋平さん

ページID:0085589 更新日:2023年8月22日更新 印刷ページ表示

水橋さん

全国でも珍しい、福祉用具の研修センターを運営している(株)あかね福祉。代表の水橋さんに活動への思いを伺いました。

介助する人を支え、介護全体を支える

 小さい頃から福祉施設でボランティアをしていた父を見て育った私は、自然と介護に携わりたいという思いが湧き、福祉用具を販売する今の仕事に就きました。しかし、介護の現場では、福祉用具の扱いに慣れている介助スタッフが少なく、介助される利用者が時折不安げな顔を見せることもありました。福祉用具の使い方を学べる機会が足りていないことが、介護業界の課題だと気付きました。

 そこで3年前に開設したのが「ふくしまテクニカルエイドセンター」です。ここではさまざまな福祉用具の機能を、本や座学だけでなく、専門家と一緒に使いながら学べます。利用者がベッドに移乗される時の不安や、車椅子に長時間座っている時の辛さなど、スタッフが利用者の立場になって介助を体験することができます。この研修で経験を積んだスタッフが、利用者一人ひとりに合った福祉用具を選べるようになり、利用者が日常生活を過ごしやすくなればうれしいですね。

 以前研修を受けたスタッフが、その後介助で利用者から感謝され、「自分よりもずっと長く人生を歩んできた大先輩から感謝されると、認められたようでとてもうれしかった」 と話してくれました。これこそ介護の魅力だと思います。

 介護業界はまだまだ人手不足。もっと多くの人に介護の魅力を知ってもらうためにも、今後はスタッフが利用者からもらった感謝の声を見える化し、PRする取り組みも考えています。これからも現場で頑張るスタッフをサポートしながら、利用者もスタッフも生き生きと過ごせる介護業界を目指していきたいです。

テクニカルエイドセンター
​多くの介護スタッフに介助の技術力アップを目指してほしい

福祉用具のプロが上手な使い方を伝えます
福祉用具のプロが上手な使い方を教えます

介助される体験が、よりよい介助の鍵になる

介助される体験が、よりよい介助の鍵になる

(広報こおりやま2023年9月号より。内容は当時のもの。)

関連リンク

あかね福祉 株式会社<外部リンク>

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