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~キラリンさんのご紹介(三田眞理子さん)~
三田 眞理子さん
ふりがな |
みた まりこ さん |
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所属団体 |
勤務先 |
名称 |
国際交流の会・かるみあ |
役職等 |
会長 |
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連絡先 |
090-9634-9386 メール kalmia1995@gmail.com http://kalmia1995.org/<外部リンク> |
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その他(1) | |||
名称 | こおりやま日本語教室 | ||
役職等 | 代表 | ||
連絡先 |
090-9634-9386 メール koriyama.nihongo@gmail.com http://koriyama-nihongo.org/<外部リンク> |
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その他(2) | 名称 | 特定非営利活動法人うつくしまNPOネットワーク | |
役職等 | 理事 | ||
連絡先 | 024-953-6092 |
違いを豊かさと受けとめ、多文化共生の地域づくりへ
活動内容
コロナ禍で人の移動が制限されている状況でも、2022年1月末現在郡山市には54か国2710人もの外国出身の方が住んでいます。外国にルーツを持つ人々が、互いの違いを認め合い、誰もが暮らしやすい多文化共生の地域づくりの実現に向けて活動しています。
「国際交流の会・かるみあ」では、郡山市総合福祉センターを会場に定期的に日本語教室を開催し、地域で暮らすための情報を提供したり、お互いの文化を紹介しあったり、世界を知ろうという国際理解講座を企画運営し、学校や公民館等に講師を派遣しています。
「こおりやま日本語教室」は教育委員会のご協力により、郡山市ニコニコ子ども館を会場に第2・第4土曜日に外国にルーツを持つ子どものための日本語教室を開催しています。多言語で高校進学ガイダンスを開いたり、情報弱者になりがちな子どもたちが自己実現できるように伴走支援をしています。
国際交流の会・かるみあ「郡山青年会議所主催のこおりやまユニバーサルフェスティバル出展」
こおりやま日本語教室「FCT見学」
活動に至った経緯
今から30年も前になりますが子どもが小学校に入学したときに、同じクラスにアメリカ出身のお子さんがいました。入学式にその親子は普段着のジャージで参加していました。
学校文化の違いで、アメリカでは入学式に特別の式典はないそうです。
入学前に持ち物などのガイダンスはあったのですが、日本では入学式の服装や記念撮影をすることは当たり前のことであり、説明がなかったそうです。
海外で子育てすることの困難さを身近に知ることになりました。この出会いをきっかけに積極的に遠足の持ち物など学校のお知らせを通訳サポートするようになりましたが、一緒に公園で遊んだり、お菓子作りを教えあったり、交流の楽しさも知りました。違いを豊かさにというのがこの体験で感じたことです。
3人の子育てをしながら福島県国際交流協会の通訳ボランティアの研修を受け、そこでかるみあのメンバーと出会い、かるみあの活動に参加しました。活動を始めて27年になります。地域に暮らしながらいろいろな国の人と学びあえて、視野を広げることができます。
女性活躍に関するメッセージ
海外の方と話していると、発想の違いに気づくことがあります。
日本の学校では鉛筆と消しゴムを使いますが、海外では筆記用具はボールペンを使い、間違えたところには線を引いて訂正し、思考の記録を残す文化があるようです。
また日本では、減点主義なので間違いを恐れて発言したがらない子どもたちが見受けられます。効率的な働き方をして長期休暇を楽しんでいる国と、長時間労働に縛られ、かといって労働生産性が高くないと言われる日本。さまざまな視点があることを意識することによって、豊かな生活が得られ、ひいては女性活躍につながると思います。