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令和4年度 人権講演会を開催しました。
世界的な数学者で大道芸人のピーター・フランクルさんを講師に迎え、人権講演会を開催しました。
92名の方に参加いただき、「差別」や「寛容の精神の大切さ」、「平和について」など、人権や共生の尊重の意義とその重要性について考える機会になりました。
開催概要については、下記のとおりです。
開催概要
日時 ：令和4年12月4日（日曜日）午後1時30分から午後3時
場所 ：ビッグアイ 7階 大会議室
テーマ：『ワタシは一体ナニジンなんだろう！』
講師 ：ピーター・フランクルさん（数学者・大道芸人）
講師プロフィール
世界的な数学者で大道芸人。1953 年ハンガリーに生まれる。
1971年国際数学オリンピックで金メダル獲得。 1977 年博士号取得。
1979年フランスに亡命。 1988 年から日本在住。 1992 年算数オリンピック設立以来、専務理事。
ハンガリーの 最高 科学 研究機関である学士院のメンバー。日本ジャグリング協会名誉顧問。
語学にも長けており、大学で講義できる程度に話せる言語は 12 ヶ国語。
その才能を活かし、110ヶ国以上を訪問している。
現在は人生を楽しくするコツ等をより多くの日本人に伝えたいと、講演活動に力をいれている。今までに書いた数学論文は300 篇以上に及ぶ。
内容
講演では、ユダヤ人であることで差別を受けた実体験や根強い差別の連鎖についての考察、日本で感じられた寛容の精神やその大切さ、現在のヨーロッパにおける人権の考え方や具体的事例の紹介、平和についてのお話など、ご自身の経験や様々な国の事例を通し、分かりやすくお話しいただきました。
また、講演中、大道芸の披露や数学のクイズなどもあり、目が離せない、知的好奇心を刺激される講演となりました。
当日はたくさんの方にご参加いただきました。
目の前でジャグリングを見せていただきました。
間近でみる妙技の数々に、参加者からは大きな歓声が上がりました。
数学のクイズでは、参加された皆さんすべてが正解し、ピーターさんからのプレゼントをもらえました。
ピーターさんからはその後、「数学的に美しい回答」の解説がありました。
ご自身の貴重な体験や、日本ではなかなか聞くことのないヨーロッパの事例など、分かりやすくお話いただきました。
参加者からは、
・「日本人の良さは「寛容」と聞き、私自身も今後の人生の中で人に対して寛容でありたいと思いました。」
・「多種の内容が盛り込まれて、分かりやすい、心にささる内容でした。」
・「数学の問題やジャグリングなどを入り口に、人権をテーマにした貴重なお話を、大変興味深く拝聴しました。」
などの多くの感想をいただきました。
本講演は、参加された方に、人権や共生などについて深く考えていただく機会とすることができました。
ピーターさん すばらしい講演をありがとうございました。
