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郡山市南部地区にある指定文化財(安積町・三穂田町)
文化財の所在地については一覧表の下「地図へのリンク」から検索できます。
1.石造宝塔三尊供養塔婆
種別
市指定重要有形文化財
指定年月日
昭和43年3月13日
所在
安積町日出山三丁目106
管理者
日出山財産管理組合
解説
高さ67センチメートルで、凝灰岩に半肉彫したものですが、三尊仏と2基の三重層塔が彫られ、その構図も珍しいものです。
行き方・目印
県道須賀川・二本松線から1本西の道路沿いです。日出山二渡神社の近くです。
2.板石供養塔婆
種別
市指定重要有形文化財
指定年月日
昭和43年3月13日
所在
安積町荒井字東屋敷9
管理者
宝光寺
解説
高さ175センチメートルで、凝灰岩に「キリーク」が陰刻され、形は通常の板石塔婆の観念を破った製法がとられており、半円状のくし型頭部に造られています。弘安6年の銘があります。
行き方・目印
安積第一小学校近くにあります。安積公民館荒井分館の隣です。
3.笹川高石坊石造供養塔
種別
市指定重要有形文化財
指定年月日
平成16年8月24日
所在
安積町笹川字高石坊32
管理者
天性寺
解説
笹川字高石坊地区内に鎌倉時代から南北朝時代に造られた供養塔23基があります。中世の仏教文化を知る上で貴重な史料です。
行き方・目印
安積公民館笹川分館近くにあります。東北本線の東側です。
4.木造子安観音菩薩半跏趺坐像
種別
市指定重要有形文化財
指定年月日
平成21年3月19日
所在
安積町日出山三丁目106
管理者
日出山財産管理組合
解説
子安観音堂の本尊であり、形式的な造形、寄木造の確立した技法や顔の表現方法などから、17世紀中頃の成立と考えられます。子安観音像としては古い方に属しており、県内でもその存在は稀です。
行き方・目印
県道須賀川・二本松線から1本西の道路沿いです。日出山二渡神社の近くです。
5.木造地蔵菩薩半跏趺坐像
種別
市指定重要有形文化財
指定年月日
平成21年3月19日
所在
安積町日出山三丁目106
管理者
日出山財産管理組合
解説
墨書銘から、本像は享保10年に造立され、宝暦6年に修復したものであることが分かっています。造立した仏師は会津若松の大橋守行、東部を修復した仏師は岩瀬郡の大原右京という地方仏師で、地方仏師とそれによる仏教文化の解明の進展に寄与することが期待されます。
行き方・目印
県道須賀川・二本松線から1本西の道路沿いです。日出山二渡神社の近くです。
6.笹川のあばれ地蔵
種別
市指定重要無形民俗文化財
指定年月日
平成18年2月21日
所在
安積町笹川
管理者
笹川のあばれ地蔵保存会
解説
天性寺を中心として、安積町笹川区で毎年11月2日に行われている年中行事です。収穫期という季節の変わり目に行われる訪れ人・来訪神の民俗行事の中でも、ヤナギの木で作られた地蔵を大地に打つ(鎮魂)という仏教と習合した型をとっているめずらしい行事です。
7.石造浮彫阿弥陀三尊塔婆(西光寺)
種別
市指定重要有形文化財
指定年月日
昭和43年3月13日
所在
三穂田町富岡字一本杉15
管理者
西光寺
解説
高さ60センチメートルで、凝灰岩を半肉彫した三尊塔婆です。文永2年の銘があり、図柄は郡山地方に多く見られるものです。
行き方・目印
主要地方道郡山・長沼線を通ると近くまで行くことができます。三和小学校近くにあります。
8.富岡の唐傘行灯花火
種別
市指定重要無形民俗文化財
指定年月日
平成6年9月27日
所在
三穂田町富岡
管理者
富岡唐傘行灯花火保存会
解説
亀賀森神社の祭礼行事の一つとして、10月の体育の日の前日の日曜日に行われる仕掛花火です。雨ごいと豊作祈願、家内安全のために始められたとの言い伝えがあります。