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「令和6年度 郡山市豊かな長寿社会 いきいきふれあいの集い」を終えて
令和6年度 いきいきふれあいの集いが、令和6年11月19日けんしん郡山文化センター 大ホールで開催されました。
いきいきふれあいの集いでは、「豊かな長寿社会」をつくるための具体的な内容について、各世代による提言や事例発表及び記念講演が行われました。
高齢者が健康で生きがいを持ち、充実した生活が送れるよう自己啓発し、社会参加の契機となることを目指しています。
なお、今年度は郡山市制施行100周年事業として開催され、地元須賀川市出身の落語家 桂 幸丸様による記念講演・落語会が行われました。
行われた内容
すべての世代で長寿社会を考える
提言発表
「これからの社会に大切なこと」 鈴木 杏弥 様(尚志学園尚志高等学校 3年)
(概要)
これからの社会に大切な事として、お互いが支え合うこと。福祉に関わらず、お互いが支え合い、助け合う事は今までもこれからも大切である。次に様々な人がいることを理解して、お互い受け入れること。最後に、偏見や先入観で行動しないことなどの提言があった。
「私の経験から思うこと」 橋本 美菜未 様(尚志学園尚志高等学校 3年)
(概要)
現在、介護を必要とする人が増加している一方で支える人が足りていないこと。それらを少しでも解決するために、外国人在留者の力を借りていることやユニットケアを活用・利用し、介護職員側や施設利用者様の負担軽減と人間関係の改善を行なっていることなどの提言があった。
「ユマニチュードを学んだ今、考えること」 國分 志穂 様(尚志学園尚志高等学校 3年)
(概要)
完璧なユマニチュードを目指すのではなく、普段の介護にユマニチュードの四つの柱を意識した行動を取り入れていくこと。また、相手を大切に思う気持ちを介護を通して伝えることがより良い介護の未来に繋がっていくことなどの提言があった。
「音楽は豊かに健やかに過ごすための栄養♪楽都郡山から発信する世代を超えたまちづくり」
織田 陵平 様(公益社団法人郡山青年会議所 理事長)
(概要)
音楽への造詣が深く、音楽のすばらしさや世代を超えたまちづくりに音楽をいかに生かしていくか。楽都郡山を見据えたまちづくりを進めていく上で示唆に富む興味深い提言であった。また、発表後のトランペット演奏も好評であった。
活動事例発表
「だれもが『助けて』と言える地域を目指して」 安齋 博勝 様(NPO法人サポートたむら 監事)
(概要)
こおりやま広域圏連携推進事業として、郡山市以外からの初めての発表であった。笑顔あふれる居場所を目指して、設立当初から顔の見える助け合いの支援を目指している。また、シニア世代の交流の場づくりを目標に活動しているなど、今後の地域との関わりの在り方などの提言があった。
※提言発表、活動事例発表ともに各世代それぞれの視点からのお話をいただき、ありがとうございました。
会場に来られた方々も、真剣に聴かれていました。
記念講演及び落語会
・講演会演題 「桂幸丸 ふるさとを大いに語る」
・落語会演目 「福島の偉人伝」
講 師
落語家(須賀川市出身) 桂 幸丸 様
(概要)
記念講演は、地元出身ということもあり、講師の幼少のころからの思い出やエピソードをもとに地元の内容が豊富に盛り込まれていた。身近で親近感を抱くような内容で会場の方々も自分の思い出と重ね合わせて、講師、観客が一体となる講演であった。
また、落語会では、福島の偉人「野口英世」や方言を取り入れ、巧みな話術で会場が何度も笑いに包まれた。あらためて福島のよさを実感できる講演会・落語会であった。
(最後に)
※以上、6名の方々からは、各世代それぞれの経験をもとにした貴重なお話をいただきました。
会場に来られた皆様には、本日の内容をそれぞれの自己啓発や今後の社会参加につなげていただければと思います。
また、このイベント開催に、ご協力いただいた多くの皆様、ありがとうございました。
いきいきふれあいの集いチラシ [PDFファイル/129KB]
お問合せ
郡山市長寿社会振興センター(郡山市あさかの学園大学)
電話:024(924)2957(日曜日・月曜日、祝日を除く)