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腸管出血性大腸菌食中毒の予防について
腸管出血性大腸菌による食中毒は、その症状として激しい腹痛と下痢が特徴で、HUS(溶血性尿毒症症候群)や脳炎を発症する場合もあり、小児や高齢者において多くの重症者が発生しています。原因食品として加熱不十分な食肉や内臓肉、それらから二次汚染を受けた食品が挙げられますが、最近では野菜や漬物など、肉とは関係ない食品を原因とする事例もあります。
腸管出血性大腸菌による食中毒を予防するためには、食肉(「生食用」の表示のあるものを除く)を生で食べないこと、肉の中心部まで十分に加熱(75℃・1分間以上)して食べることが重要です。
肉やレバーなどの内臓を食べる場合には、次の点に十分注意してください。
- 肉や内臓を生で食べることはひかえること
- 肉や内臓を調理する際には、中心部までよく加熱(75℃・1分間以上)すること
- 特に乳幼児やお年寄りでは、死亡したり重い症状になることがあるので、生や加熱不十分な肉や内臓を食べないよう、周りの方も含め注意すること
野菜の衛生管理も重要です。次の点を参考にしてください。
- 野菜は新鮮なものを購入し、冷蔵庫で保管するなど保存に気を付ける
- 流水でよく洗う
- 食品用の洗浄剤や次亜塩素酸ナトリウムなどの殺菌剤を使ったり、加熱する
関連リンク
- 腸管出血性大腸菌O157等による食中毒(厚生労働省へのリンク)<外部リンク>
- 腸管出血性大腸菌に関するQ&A(厚生労働省へのリンク)<外部リンク>
- 腸管出血性大腸菌による食中毒に関する情報(内閣府食品安全委員会へのリンク)<外部リンク>
- 食中毒に関する情報(厚生労働省へのリンク)<外部リンク>