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アニサキスによる食中毒にご注意ください

ページID:0007239 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

生鮮魚介類に寄生したアニサキスによる食中毒が全国的に増加しており、特に福島県内で多発しています。

本市内においても、発生しています。

魚介類を刺身やたたきのように生食する場合は注意が必要です。

アニサキスとは

アニサキスは寄生虫(線虫)の一種です。

その幼虫(アニサキス幼虫)は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見えます。

アニサキス幼虫は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生します。

魚介類の内臓に寄生したアニサキスは、鮮度の低下と共に筋肉に移動するとの報告が知られています。

かつお内臓に寄生するアニサキス幼虫の画像

(写真上)かつお内臓に寄生するアニサキス幼虫

アニサキス幼虫(シャーレ直径8.5cm)の画像

(写真下)アニサキス幼虫(シャーレ直径8.5cm)

アニサキス食中毒とは

アニサキス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍又は加熱のものを含む)で食べることで、アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。

通常幼虫1匹で発症します。

アニサキス食中毒(アニサキス症)の症状

急性胃アニサキス症

食後数時間から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。

急性腸アニサキス症

食後十数時間から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。

  • 多くが急性胃アニサキス症です。
  • 激しい腹痛があり、アニサキスによる食中毒が疑われる際は速やかに医療機関を受診してください。

アニサキスによる食中毒の予防方法

アニサキス食中毒予防には、冷凍・加熱が有効です。

  • 冷凍する:-20℃で24時間以上冷凍するとアニサキスは感染性を失います。
  • 加熱する:60℃で1分間、70℃以上では瞬時にアニサキスは死滅します。

冷凍処理していない魚介類を生食する場合には、以下に気を付けてください。

  • 魚を購入する場合は、新鮮な魚を選びましょう。また、丸ごと1匹で購入した際は、速やかに内臓を取り除いてください。
  • 内臓を生で食べないでください。
  • 目視で確認して、アニサキス幼虫を除去してください。

一般的な料理で使う食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびをつけても、アニサキス幼虫は死滅しません。

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