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郡山ユースカウンシル2025を開催しました

4 質の高い教育をみんなに
ページID:0158055 更新日:2025年9月1日更新 印刷ページ表示

集合写真

開催概要

  • 目的:こどもや若者の意見を教育施策に反映することを目指すとともに、主体的に社会の形成に参画、持続的に社会の発展に寄与する人材の育成を図ります。発表内容については、関係所属と共有し各施策への反映を促し、課題発見型・解決型学習を推進します。
  • 日時:【1日目】令和7(2025)年8月5日(火曜日) 午前9時から午後3時30分

                【2日目】令和7(2025)年8月18日(月曜日) 午前10時から午後3時00分

  • 会場:【1日目】郡山市役所西庁舎5階5-1会議室

                【2日目】郡山市役所本庁舎2階特別会議室

  • 主な内容:【1日目】ワークショップ

            【2日目】グループ発表(提言)

  • 参加者:中学2年生28名(市立中学校・義務教育学校、郡山ザベリオ学園中学校から各1名)

モデレーターと大学生メンター

坂本篤史氏プロフィール写真

モデレーター:福島大学 人間発達文化学類 准教授・博士(教育学) 坂本 篤史氏

  • 専門分野:教育方法学、授業論、教師論
  • 研究内容:小中高等学校での授業研究と教師の学びについて研究
  • その他:OECD (経済協力開発機構) ラーニングコンパス (学びの羅針盤) 2030仮訳作成メンバー、市立芳山小学校や金透小学校、橘小学校での公開研究会、県立安積黎明高校や安積高校での社会活動も多数行っている。

大学生メンター: 福島大学 人間発達文化学類の教職課程の大学生6名

外部講師

紺野陽奈氏プロフィール写真

イキヌクヒト合同会社 代表社員 紺野 陽奈 氏

  • 本宮市出身。郡山高校在学中に主に大学生で構成される学生団体「Spread From Fukushima(以下SFF)」に参加。高校時代の課題解決に向けた取り組みが評価され、総合型選抜試験で立教大学に合格。大学ではコミュニティ政策学科にて、リーダーシップの基礎、地方創生に関連する社会活動の実践例やマネジメントについて学んでいる。大学3年生の時に「イキヌクヒト合同会社」を創業。福島で若手経営者が生まれる仕組みをつくることを目指し、採用支援活動事業を行っている。​

開催内容

1. 開会・導入(1日目)

教育長からの主催者挨拶の後、導入として、モデレーターの福島大学 人間発達文化学類 坂本 篤史 准教授から全体の流れ、ワークショップでの話し合いの方法とポイント、そしてグループ発表の方法について説明をいただきました。

その後、大学生メンターさんの企画で、アイスブレイクを実施しました。ジェスチャーゲームで、大いに盛り上がりながら、今日初めて会うグループのメンバーとの仲を深めていました。

 導入1 導入2

2.講演

外部講師として、イキヌクヒト合同会社代表社員の紺野陽奈氏による講演会を実施しました。「今、学生だからこそできる10のこと」というテーマで、若い時代の限られた時間をどのように使っていくのか、また、失敗を恐れず挑戦していく姿勢などについて、紺野氏の実体験を踏まえながらご講演いただきました。

講演の様子1 講演の様子2

 

3. ワークショップ(1日目から2日目)

参加生徒から事前に提出いただいた課題シートの内容により、大きく5つのグループに分け、各グループで問題意識を共有しながらテーマを決定し、各テーマについて「(1)郡山市や学校のいいところ」「(2)郡山市や学校の良くしたいところ」そして「(3)郡山市に提言したいこと」を話し合いました。

【各グループのテーマ】
Aグループ「学習意欲の向上」
Bグループ「教職員と生徒に寄り添う学校施設」
Cグループ「地域の人とつながれる行事とは」
Dグループ「校則の明確化のために」
Eグループ「みんなが求める環境にやさしい学校づくり」​

事前課題シートをベースに各中学校の状況やそれぞれの問題意識、意見や希望等をグループ内で議論・共有し、グループ発表に向け、グループとしての意見をまとめていきました。

各グループで様々な疑問や課題が出ましたが、大学生メンターさんのサポート、モデレーターの坂本先生のアドバイスにより、一つ一つクリアしながらグループ発表に向け、準備を進めました。

 ワークショップの様子1 ワークショップの様子2

3. グループ発表(2日目)

特別会議室に会場を移し、午前中は前回に引き続き、ワークショップを実施、午後はグループ発表を行いました。市教育委員会の教育長をはじめ、報道関係者、参加者の保護者、所属中学校関係者など多くの方に聴講いただきました。

各グループの発表の後には質疑応答の時間も設け、市教育委員会、学校関係者からも活発な質問や感想が出され、発表生徒は自身の中学校の例を交えながら、しっかり受け答えをしていました。

発表の様子1 発表の様子2

主な提言

 
テーマ 主な提言
A「学習意欲の向上」
  • 習ったことの実用と深堀りのために、探究活動を取り入れる(ex.習ったことを深く調べて発表する、教科書にないことの探究、ICTを活用したネイティブとの交流)
  • 自習室の設置推進やレベル別学習、個別学習の推進など、ICTを活用しながら学習環境を整備する。
B「教職員と生徒に寄り添う学校施設」
  • 生徒と先生の身体と健康に寄り添った学校を目指すために、体育館の冷房などの熱中症対策やスロープ設置によるバリアフリー化を進めてほしい。
  • 不便が少なく、時間効率のよい生活が送れる学校を目指すために、トイレの洋式化や空き教室の活用(送迎待機スペース等)を図ってほしい。
C「地域とつながれる学校施設とは」
  • 学校と地域の相互交流のため、学校に地域行事のポスター等を掲示できるスペースを作ってほしい。
  • 地域の方々とつながる手段としてオンラインを活用したいので機材を貸し出ししてほしい。
  • 地域とのコミュニケーション及び環境保全のため、ペットボトルキャップの回収箱を設けてほしい。
  • 地域と関われる学校を作っていくため、地域の人も利用できる意見箱を設置してほしい。
D「校則の明確化のために」
  • 誰もがわかりやすい校則とするため、最低限の校則を理由を含めて市内で統一してほしい。
  • 校則がいつでも確認できるように、各学校のホームページに校則を掲載するように働きかけてほしい。
E「みんなが求める環境にやさしい学校づくり」
  • 資源を大切にする学校を目指すため、資源を回収する大きな施設をつくってほしい。
  • 節電・節水ができる学校を目指すため、水栓に人感センサーを設置し、校舎等にソーラーパネルを設置してほしい。

 

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