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「ごみ処理施設における脱炭素化技術」 実証試験 実施状況について

ページID:0114976 更新日:2024年6月28日更新 印刷ページ表示

実証試験概要

 令和5(2023)年3月16日付「郡山市と川崎重工業株式会社とのごみ処理施設から発生する排ガスを対象としたCO2分離・回収技術の実証試験実施に関する協定書」に基づき、富久山クリーンセンターにおいて、カーボンニュートラル社会の実現を目指した取り組みを進めております。

 ごみを焼却した後の排ガスにはCO2が含まれます。この排ガスの一部を用い、固体吸収法によるCO2分離回収を行います。

資料提供:川崎重工業株式会社

 固体吸収法は、排ガスを固体吸収材に接触させてCO2を吸収した後、蒸気でCO2を脱離させることで、CO2を回収する技術です。従来技術と比べ、省エネルギーであることが特徴です。

全体スケジュール

5年間を2つのフェーズに分け、進めております。

 (1)評価試験フェーズ :令和5(2023)年度から令和6(2024)年度

  実施内容:排ガスからのCO2回収に向けた固体吸収材の適用性確認と分析 

       令和5(2023)年下期に基礎試験を行い、現在、評価試験を実施中

 (2)実証試験フェーズ :令和7(2025)年度から令和9(2027)年度

  実施内容:富久山クリーンセンターでのCO2分離回収装置の性能評価等

スケジュール

基礎試験について

 富久山クリーンセンター内に基礎試験装置(下図1)を設置し試験を行いました。ごみ焼却時に発生した排ガスの一部を試験装置内の固体吸収材に通過させ、CO2回収が問題なく行われるか、CO2回収が想定した挙動となるか確認を行い、問題がないことを確認いたしました。

基礎試験

                     資料提供:川崎重工業株式会社       

         図1 基礎試験装置(富久山クリーンセンター内設置)

評価試験について

 評価試験では下図2のような評価試験装置を設置し、排ガスへの適用性をより詳しく調査します。

 評価試験装置には3パターンの排ガス処理条件を設けます。富久山クリーンセンターの排ガスの一部を評価試験装置に通過させ、排ガス処理条件の異なるガスをそれぞれCO2回収装置へ一定時間通過させた後、固体吸収材への影響を調査することで、CO2回収に適した排ガス処理条件を検討します。

実証試験

                                       資料提供:川崎重工業株式会社

            図2 評価試験装置イメージ

関連情報

川崎重工業株式会社様 プレスリリース

https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20230210_5.html<外部リンク>

川崎重工業株式会社と 「ごみ処理施設における脱炭素化技術」 実証試験 に関する協定を締結しました - 郡山市公式ホームページ (koriyama.lg.jp)