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都市再生整備計画(熱海地区)
都市再生整備計画(熱海地区)事後評価(原案)の公表
事後評価の原案
事業完了に伴い、計画に定めた目標の達成状況などを確認するとともに、今後のまちづくり方策を検討した、都市再生整備計画(熱海地区)事後評価の原案を作成しましたので、公表し、原案に対する市民の皆さまのご意見を募集します。
公表及び意見募集の期間
※現在意見の募集は終了しております。
意見の提出方法
〇持参及び郵送
〒963-8601 郡山市役所公有資産マネジメント課あて
〇ファックス
024-931-3245
〇電子メール
kouyushisan@city.koriyama.lg.jp
お寄せいただいた意見については、事後評価の参考にさせていただきます。なお、お寄せいただいた意見に対し、個別の回答はいたしませんのでご了承ください。
都市再生整備計画(熱海地区)の公表
都市再生特別措置法第46条第1項の規定に基づき都市再生整備計画を作成したので、同条第18項の規定に基づき次のとおり公表します。
都市再生整備計画(熱海地区)の概要
地区面積 | 約114.2ヘクタール |
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計画期間 | 平成28年度~平成32年度 |
交付期間 | 平成28年度~平成32年度 |
目標 |
本市発展の礎となり日本遺産に指定されている安積疏水及びその関連施設やスポーツ・コンベンション施設を最大限に活用し、歴史とスポーツが融合した「賑わいのあるスポーツスプリングス磐梯熱海温泉」の創出を目指す。
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地区の現況 | 熱海町は、本市北西部に位置し、人口約6,000人。奥羽山脈の緑豊かな自然環境に恵まれ、その地域を流れる五百川沿いに温泉街が形成されており、温泉・スポーツ施設(磐梯熱海スポーツパークなど)・観光牧場などを有する市内随一の観光地である。 磐梯熱海温泉は、開湯800年の歴史を有し、美人を作る名湯として広く知られており、コンベンション施設「郡山ユラックス熱海」、ふくしま国体の開催にあわせ整備された郡山スケート場などのスポーツ施設を活用した温泉街の振興に取り組み、最盛期の平成9年には観光入込数が120万人を超えたが、平成26年度は、70万人まで減少している。 平成12年には、温泉街の中核的な役割を果たしてきたホテルが撤退し、その跡地利用が長年進まなかったことが、まちづくりに影響を与えている。また、廃業した後も取り壊されずそのまま残っている旅館などが残っており、温泉街の景観に影響が出ている。 山沿いの狭隘な地域の温泉街であり土砂災害警戒区域内が存在するが、地域のコミュニティ拠点・防災拠点である行政センター・公民館も警戒区域内に含まれており、安全な場所への拠点施設の移転が求められる。 東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響が残る中、経済産業省の近代化産業遺産に指定された安積疏水に関連する地域内の水力発電所(3箇所)を活用した取組みを、地域振興協議会や史談会などの地域団体が中心となり行っている。 |
地区の課題 | 県内有数の温泉街であるが観光客に対する物産品等販売施設がなく、また観光客の休憩施設や地域住民が交流を図る施設も不足している。 土砂災害警戒区域内にある公共施設(避難施設として指定予定)を安全な場所に移転し、避難施設等の充実や避難面積の確保を図る必要がある。 磐梯熱海駅、コンベンション施設、各種のスポーツ施設が設置されているが、繋がりのある案内や一体的な活用が図られていない。また、歩道の未整備など、安全で機能的な歩行空間の整備が必要となっている。 駐車場の不足や公共交通アクセスの悪さなどから、磐梯熱海駅が利用されていない状況にある。 地区内に日本遺産(安積疏水)や近代化産業遺産(水力発電所)、豊かな地域資源(石筵ふれあい牧場等)があるにもかかわらず、案内表示や説明表示もなく、地域資源を活用しきれていない。 熱海は、「なし」をはじめとする果物や農作物があるが、PRや即売を行う施設がない。 情報発信が十分ではなく、回遊性を持った観光案内ができていない。 |
将来のビジョン |
郡山市第五次総合計画後期基本計画(2014~2018年)において、ユラックス熱海等の公共施設を生かした地域づくり、多彩な地域資源を生かした観光地としての基盤づくりを進めることを地域づくりの方向性として示している。 |
目標を定量化する指標
駅前歩行者通行量 |
駅前周辺、特に新たに整備したエリアの賑わいを示す指標であり、増加を目標とする。 |
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交流拠点施設利用者数 | 既存公民館等を地域の中心である磐梯熱海駅前の多目的交流施設内に移築し、JAと集約化を図ることで、利便性の向上と相乗効果による利用者の増が見込めるため、従前の利用者数との比較を行う。 |
磐梯熱海温泉入込数 | 温泉街への経済効果を表す指標であり、新しく整備する施設の整備にあわせソフト事業等も実施し、観光誘客を促進する。 |
整備方針と主要な事業名
整備方針1 観光客・地域住民の安全と賑わい創出のための拠点施設の整備
土砂災害の警戒区域内にある現在の行政センター・公民館を磐梯熱海駅前の市有地に移転し、併せて観光案内や物産品販売等を行う施設と住民交流のためのコミュ二ティ施設を一体的に「多目的交流施設」として整備し、行政サービスの提供と観光物産の振興、地域内交流の促進を図る。
多目的交流施設に隣接する施設として、人工芝のフットボールコート、観覧席、照明施設、クラブハウスを有するフットボールセンターを整備し、一体的な交流拠点の整備を図る。
- 熱海多目的交流施設整備事業〔高次都市施設:基幹事業〕
- 中央図書館熱海分館整備事業〔地域創造支援事業:提案事業〕
- フットボールセンター整備事業〔関連事業〕
整備方針2 スポーツ施設、集会施設をネットワーク化したまち歩き空間の形成
磐梯熱海スポーツパークの既存サッカー施設(熱海サッカー場)の改修を行い、スポーツ大会等の誘致を行うための環境整備を行う。
磐梯熱海駅前から多目的交流施設・フッボールセンター・コンベンション施設「ユラックス熱海」・熱海スポーツパークを繋ぐ市道熱海1号線及び市道熱海二丁目一丁目線の歩道空間確保を図るとともに、区域内に観光案内板を設置し回遊性を高める。
磐梯熱海駅前の市有地に公共駐車場の整備を行い、周辺公共施設の利用者や公共交通機関利用者の利便性の向上を図る。
- 市道熱海1号線歩道整備事業〔高質空間形成施設:基幹事業〕
- 市道熱海二丁目一丁目線歩道整備事業〔高質空間形成施設:基幹事業〕
- 観光案内板整備事業〔地域生活基盤施設:基幹事業〕
- 熱海サッカー場管理棟耐震改修事業〔地域創造支援事業:提案事業〕
- 熱海地区デマンド交通実証事業〔関連事業〕
- 熱海駅前駐車場整備事業〔関連事業〕
整備方針3 地域の歴史や自然環境を活かした賑わいの創出
本市発展の礎となった日本遺産の安積疏水や疏水に関連した産業遺産を再認識してもらうため水力発電施設のPRを図るとともに、温泉街や周辺観光施設との交流を促進させ、温泉観光地としての賑わいを創出する。
地域の歴史に関連したソフト事業やスポーツ施設を活用したイベント事業を行い、地域の街づくり後継者を育成するとともに、地域の魅力向上を図り、来訪者の増加を図る。
- 観光案内板整備事業〔地域生活基盤施設:基幹事業〕
- 熱海地区イベント活動支援事業〔関連事業〕