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ニホンカモシカ
郡山市は自然環境が豊かで、近年はニホンカモシカの目撃情報が増えています。
ニホンカモシカは、文化財保護法第109条第2項に基づき、1955(昭和30)年に国から特別天然記念物に指定され保護の対象となっておりますので、ご理解とご協力をお願いします。
ニホンカモシカとは
ニホンカモシカは、「シカ」と名がついていますが、ウシ科の草食哺乳動物です。
北海道・琉球列島を除く日本各地に生息しています。
郡山市では、湖南町や熱海町で目撃されることが多いですが、近年は他の地域でも目撃情報があります。
体長は1~1.5m前後で、後ろ向きに伸びる枝分かれしない黒いツノを持っています。体毛は白または灰色で、オス・メスで体の大きさやツノに違いはありません。
シカとは体毛の色やツノの形が大きく違いますので、見分けるポイントにしてください。
ニホンカモシカを見かけたら
ニホンカモシカは大人しい動物で、帰巣本能もあるため、何もせずにしていれば、やがて山に戻っていくと言われています。
ニホンカモシカを見かけたときは、近づかず、逃げ道をふさがないようにして、自分から山に帰るのを待ってください。その際、文化振興課へのご連絡は不要です。
なお、ニホンカモシカに不用意に近づくと、攻撃を受けると勘違いしてパニックになったニホンカモシカが突進し、角で刺してきたりする場合がありますので、近づかないようにしてください。
もし、ケガで動けないニホンカモシカやその死骸を見つけたときには、文化振興課までご連絡ください。