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都市再生整備計画(開成山地区(第2期))
都市再生整備計画(開成山地区(第2期))の公表
都市再生特別措置法第46条第1項の規定に基づき都市再生整備計画を作成したので、同条第19項の規定に基づき次のとおり公表します。
都市再生整備計画(開成山地区(第2期))の概要
地区面積 | 18.5ヘクタール |
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計画期間 | 令和4年度~令和6年度 |
交付期間 | 令和4年度~令和6年度 |
目標 |
【大目標】本市のシンボルである開成山地区の既存運動施設等を活用したスポーツによるまちづくりを推進し、快適で健康的な都市空間の充実を図り「郡山型コンパクト&ネットワーク都市構造」の形成を目指す
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まちづくりの経緯及び現況 | 郡山市は、明治初期の「安積開拓・安積疏水開さく」事業をはずみとして、農業の発展のみならず、工業の近代化、さらには、新産業都市指定に伴う商業、工業の活性化など、産業のバランスが取れた商工業都市として発展してきた。 市街地のほぼ中央に位置する開成山公園は、本市のシンボルともいえる公園であり、周辺には、郡山市役所・郡山女子大学・開成館が所在し、360年以上にわたりため池や市民の水がめとして利用されてきた旧豊田貯水池が隣接するなど、安積開拓にみられる開拓 者精神を受け継ぎながら、現在においては、本市の行政・文化・教育・スポーツの中心となっている。 「安積開拓・安積疏水開さく」事業については、関連するストーリーが文化庁の日本遺産に認定されたことから、関係自治体や企業、ボランティア団体等を構成員とする日本遺産「一本の水路」推進協議会を組織し、歴史・文化遺産を活かしたまちづくりを推進してい る。 先人の開拓の歴史を基礎とした本市が躍動感をもって発展していくためには、都市と田園が共生し、多様な豊かさをもった暮らしができることが重要となり、郡山中心拠点地区の機能を強化するとともに、地区拠点とネットワーク化を図り、「郡山型コンパクト&ネット ワーク都市構造」の形成を推進する必要がある。 行政・文化・教育・スポーツ施設が集積する開成山地区は、「こおりやま広域連携中枢都市圏」を牽引する上でも、また持続的な都市構造への再構築を推進する上でも重要な位置を占めている。 |
地区の課題 | 【スポーツ中心拠点施設としての機能強化】 ・開成山地区体育施設は築40年が経過し施設設備及び競技備品等の老朽化が顕著であることから、郡山市公共施設総合管理計画に基づき、人口減少、少子高齢化による施設利用形態の変化や厳しい財政状況を踏まえつつ、スポーツ人口の増加傾向により多様化 した市民ニーズへの対応するとともに、施設の点検・更新・長寿命化等を効果的かつ計画的に行うことで財政負担の軽減・平準化を図りるなど、長期的視点で取組んでいく必要がある。 ・近年、プロスポーツ等の公式戦や全国大会等の大規模大会が開催されているが、観客席やトイレ数の不足、施設設備等の経年劣化・社会的劣化等により市民ニーズをを満たしておらず、スポーツイベントを通じた交流の機会やまちの賑わい創出を図るためにも、既 存ストックを活用しながらスポーツ拠点施設として機能向上を図る必要がある。 ・「こおりやま広域連携中枢都市圏」全体の中心市としての役割が期待されており、本市はもとより圏域全体の活力を図るため、広域圏を支える賑わいある拠点及び中心市に相応しい都市機能の集約・充実を図り、多様な人々の交流と活発な都市活動の場を創出する 必要がある。 【回遊性を高める賑わいとまち歩き空間の創出】 ・まち歩き空間の拠点となる交通結節点の向上のため、老朽化した開成山公園内園路を整備する必要がある。また、イベント時に周辺道路が混雑することから、渋滞緩和対策としてペデストリアンデッキやバスベイ設置など周辺道路環境を整備する必要がある。 【シビックプライドの醸成】 ・郡山市民にとってのシンボルである開成山公園との一体的整備を目指し、開成山公園Park-PFI事業と連携を図りながら効果的な整備をする必要がある。 ・施設の機能向上により多くのプロスポーツ等公式戦や大規模大会等が開催されることで、トップスポーツを身近に体感し触れる機会を創出するとともに、競技者にとって夢やあこがれの舞台となり、市民に親しまれ愛され誇りを持つことができる魅力あふれる都市空 間・シンボル形成を図る必要がある。 |
将来ビジョン |
【あすまちこおりやま(郡山市まちづくり基本指針)】(2018~2025年) |
目標を定量化する指標
運動施設の利用者数 | 開成山公園内の運動施設の年間利用者数の比較 |
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開成山公園運動施設周辺の歩行 者等通行量(平日) |
開成山陸上競技場、開成山野球場周辺園路の歩行者等通行量 |
体育施設の満足度 | 市民意見レーダー調査における「スポーツ・文化・芸術(郡山市まちづくり基本指針施策)項目」の満足度 |
計画区域の整備方針
スポーツ・レクリエーションの充実を図り、誰もがいつでも身近で気軽にスポーツに親しむことのできるスポーツの中心拠点施設整備による利用促進
・スポーツを「する」楽しみ、「みる」楽しみ、「ささえる」楽しみが感じることのできる拠点施設として、設備等の充実を図り、スポーツ活動を中心としたまちづ
くりの推進
回遊性を高め、人々が集い交流し、賑わいあふれるまちあるき空間の形成
・開成山公園内の園路等整備など、都市公園を含めたエリアの一体的な快適性の創出、ゆとりある歩行空間の確保
・乗合自動車停留所をバスベイ型への改良することで、開成山公園へのアクセス整備による利便性向上
・情報板整備による情報提供による周辺地区の賑わいの拡大
プロスポーツ観戦などトップスポーツに触れる機会の創出による施設への愛着・誇り(シビックプライド)の醸成と周辺地区の賑わい創出
・既存施設の機能向上を目指した改修による魅力アップ
・市のスポーツ拠点施設としてのシンボル性を表現した空間形成