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・市営住宅の設備についてNew
先日、義母が市営住宅に入居しました。高齢者優先枠で入りましたが、段差だらけでバリフリーではありません。
なぜ高齢者に、あのような段差ばかりの住宅を提供しているのでしょうか。
市営住宅は、公営住宅法第1条に基づき、市が住宅に困窮する低額所得者に対して、低廉な家賃でお住まいいただくことを目的として建設した住宅です。
そのため、市営住宅に申し込む際には、「市営住宅募集のしおり」にて、一般の民間賃貸住宅と比べて、入居に関する「資格」や「手続き」、さらには「住宅の設備」等で異なる点がある事を説明しております。
次に、優先募集の考え方としましては、バリアフリー住宅や高齢者住宅として募集しているものではなく、公営住宅法第25条に基づき、住宅に困窮する低額所得者の中でも特に困窮度が高い方について、入居者の募集・選考を優先的に取り扱うものであり、高齢者等の入居をしやすくする制度であります。
御意見いただきました「バリアフリー化」「ユニットバスの設置」等の設備の改善につきましては、高齢者の皆さまを含め、多くの方が安心して快適に暮らせる住宅環境の整備が重要であると認識しております。
しかしながら、本市の市営住宅は建設年度も古く、設備改修や新たな設備の導入には建物構造等の制約もあることから、制約を受けない玄関、トイレ及び浴室への手すり設置並びに浴室の段差解消を行う住戸改修工事を順次進めております。
なお、上記以外の場所で入居者が必要と思われる場所に手すり等を設置することも可能な場合がありますので、その際には御相談ください。
(住宅政策課)
私の住んでいる市営住宅は年々入居者が減っている状況で、かなり空き室があります。
そこで、このままでは危機的状況ですので、大学生の市営住宅入居が出来るようにしていただきたいです。
市営住宅の入居者の募集方法については、公営住宅法第22条において、入居者を公募しなければならないと規定されております。このことから、本市でも毎月公募を経て、入居者を決定しております。
また、市営住宅の入居申し込みにつきましては、郡山市営住宅条例第6条において、入居者の資格条件を規定しておりますので大学生であっても資格条件に該当する場合は、市営住宅への入居申し込みは可能であります。
なお、市営住宅の入居率向上におきましては、魅力ある住環境づくりのため郡山市営住宅管理センターと連携を図り、入居率が低迷している団地の募集戸数の増加や入居要件の緩和等を検討し入居率の促進を図ってまいります。
(住宅政策課)