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郡山市の取り組み(ローカウンター、オストメイト対応トイレなど)
市役所本庁舎がより便利になりました平成25年4月1日開庁
市役所本庁舎は、東日本大震災で被害を受け、昨年4月から改修工事が行われていましたが、その工事が完了し、人にやさしいユニバーサルデザインを取り入れた災害に強く、そして、環境にやさしい庁舎に生まれ変わりました。
改修の3つのポイント
人にやさしい庁舎
通路は広く明るくなり、1階のすべての窓口に座って話のできるローカウンターが設置されるなど誰もが利用しやすいユニバーサルデザインに配慮した人にやさしい庁舎となりました。
災害に強い防災拠点としての庁舎
本庁舎を災害時の拠点とするため、耐震壁、鉄骨ブレース、制震ブレースをバランスよく配置し、柱に包帯補強をするなど耐震補強を行いました。
環境にやさしい庁舎
再生可能エネルギーを活用した太陽光発電装置の設置や断熱性の高いペアガラス、LED照明を導入するなど省エネを意識し、環境に配慮した庁舎となりました。
ユニバーサルデザインに注目してみましょう
視覚障がい者用誘導ブロックが外から市役所の中へ続いており、明るくなった正面玄関の総合案内へ誘導してくれます。
正面玄関や2階の渡り廊下など各所に庁舎案内板を設置することで分かりやすく場所を示しています。
廊下の段差が解消され、幅も広くなり安全に歩くことができます。また、床面の矢印に課名を表示し、利用者が迷わず目的の場所に着くことができるようにしています。
階段には高さの違う手すりが二段ついており、点字の表示もあります。ピクトグラム(図記号)でどこに何があるかが、どなたでも分かるように配慮されています。
多目的トイレは、室内が広く、手すりもついているので車いすを利用している方や子どもを連れている方など様々な立場の方にご利用いただけるよう配慮されています。また、ベビーシートやオストメイト対応の流し台も取り付けられています。便器も洗面台も自動洗浄式です。
各課にはローカウンターが備え付けてあり座って話をすることができます。特別会議室は、自然光を採り入れる構造となりました。食堂は、明るく温かみのある雰囲気です。
食堂入り口にある大きなモニターはタッチパネル方式でメニューや食材を検索できます。券売機は、車いすを利用している方や子どもでもお金が入れやすいよう低い位置に投入口やおつり返却口がついています。水飲み場は、高さや給水方法等どなたでも使いやすいように配慮されています。
市役所内に銀行や郵便局、ATMがあるので一か所で用事を済ませることができ、大変便利です。