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vol.4_伊藤洋子の店(美容室)
リビング郡山・令和2年9月25日発行号8面[PDFファイル/3.6MB]
紙面に載せきれなかった写真もご紹介します。
店内のトイレも広々としていて、車いす利用の方や、お子様と一緒の方もゆったり入れます。扉は引き戸で、少ない力で開け閉めできます。
こちらはシャンプー台としては旧型のものですが、後ろに背中・首を倒す姿勢がとりにくいお客様には、フルフラットの新型のものより使いやすいそうです。一人ひとりが無理なく使えるよう対応しています。
UD担当者の取材日記
美容室「伊藤洋子の店」さんには、「気づき」と「思いやり」から生まれたユニバーサルデザインがありました。
この段差は車いすで越えられるだろうか。この通路は松葉杖を使う方には狭いのではないだろうか。耳の遠い方ともコミュニケーションするにはどうしたらいいのだろうか。
そんな気づきが、みんなにやさしいお店づくりに生かされていました。
建物を直すというのはすぐには難しいですが、筆談用にホワイトボードを準備しておくというのは、すぐ取り入れられるアイデアですね!
取材に対応していただいたオーナーさん、マネージャーさんの「お客様のために」という温かい気持ちがお店にあふれていて、相手のことを思いやることが、ユニバーサルデザインの初めの一歩だと再認識しました。