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市内主要河川における有機フッ素化合物「PFOS及びPFOA」の調査結果

6 安全な水とトイレを世界中に
ページID:0134075 更新日:2025年2月3日更新 印刷ページ表示

1 調査結果

 水質汚濁防止法に基づく公共用水域の水質測定計画に加え、市が独自に実施した市内主要河川における有機フッ素化合物「PFOS 及びPFOA」の調査結果についてお知らせします。
 調査結果については、調査を実施した全地点において、国が定める暫定指針値(1リットル当たり50 ナノグラム※以下)に適合しておりました(※ナノグラムとは:10億分の1グラム)。

「PFOS及びPFOA」調査結果 [PDFファイル/38KB]

 

 (参考)水道水中のPFOS及びPFOAの水質検査結果についてはこちら

 

2 「PFOS及びPFOA」とは

 PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)の略。数多く存在する有機フッ素化合物の代表的な物質で、令和2年5月に環境省が要監視項目※に位置づけ、暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム以下)を設定しました。

※要監視項目とは:人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等から見て、直ちに水質環境基準健康項目とはせず、引き続き、公共用水域等の検出状況などの知見の集積に努めるべき物質。

3 全国の公共用水域(河川)における検出状況

全国の公共用水域(河川)における検出状況
年度 測定地点数 暫定指針値超過地点数(濃度範囲) 超過率
令和4年度 732地点 36地点(51ng/L~2,200ng/L) 4.9%
令和3年度 703地点 38地点(51ng/L~340ng/L) 5.4%

※環境省「令和4年度公共用水域水質調査結果及び地下水測定結果」<外部リンク>

4 有機フッ素化合物について(Q&A)

Q1 PFOS、PFOAは「フッ素コーティング製品」に使われていますか?

A1  使われていません。昔は、フライパン等の撥水(はっすい)・撥油(はつゆ)加工に用いられるフッ素樹脂の製造の際にPFOAが使われていましたが、今は使われていません​​。

Q2 身近な環境中のPFOS、PFOAはこれから増えるのでしょうか?​

A2 PFOS、PFOAはいずれも既に製造・輸入が原則禁止されており、環境省の調査によると、2009年以降、同一の測定点において水質(河川等)、底質、大気中の濃度が全体的な傾向として年々減少傾向にあります。

​Q3 PFOS、PFOAが体に入ったらどうなりますか?

A3 自然に排泄されて徐々に減ります。体に入った量が半分に減るまでの期間はPFOSでは平均5.7年、PFOAでは平均3.2年と報告されています​。

Q4 健康影響に関する血中濃度の基準はないのですか?PFOS、PFOAの血液検査を受ければ健康影響を把握できますか?

A4 現時点での知見では、どの程度の血中濃度でどのような健康影響が個人に生じるかについては明らかとなっていません。このため、血中濃度に関する基準を定めることも、血液検査の結果のみをもって健康影響を把握することも困難なのが現状です。

​Q5 PFOS、PFOAは消火器に含まれていると聞きました。家庭で使う消火器にも含まれているのでしょうか?

A5 通常家庭で使われている住宅用消火器にはPFOS、PFOAを含有しているものはありません。

Q6 泡消火薬剤以外にも、様々な用途で使われていたと聞きましたが、生活をする中で気をつけるべきことはありますか?

A6  身の回りの製品について、特段心配するようなことはありません。PFOS、PFOAは既に製造・輸入等が禁止されており、PFOS、PFOAを使用した製品が新たに流通することは想定されません。

5 参考資料

環境省ウェブサイト「有機フッ素化合物(PFAS)について」<外部リンク>

​PFOS、PFOAに関するQ&A集(環境省) [PDFファイル/844KB]

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