ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 保健福祉部 > 保健所生活衛生課 > 狂犬病について

本文

狂犬病について

ページID:0007189 更新日:2021年12月2日更新 印刷ページ表示

狂犬病は、発症したらほぼ100%死亡する感染症であり、世界で毎年5万人以上の方が亡くなっています。

犬だけではなく、人を含めたすべてのほ乳類が感染する人獣共通感染症です。

ミニチュアダックスフンドの犬の写真

日本における狂犬病について

我が国では、昭和32年以降狂犬病は発生していません。これは、昭和25年に狂犬病予防法が成立し、飼い犬への登録及び狂犬病予防注射の義務づけや、野犬捕獲対策、その後の狂犬病予防員の献身的な活動の成果によるものです。しかし、長い間日本に狂犬病が発生していないことから、近年危機意識が薄れ、狂犬病予防注射を受けさせない飼い主が増えてきました。

世界における狂犬病について

農林水産大臣が指定する狂犬病清浄地域は、日本以外にはアイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアムの6地域しかありません。

お隣の韓国でも狂犬病は発生しています。韓国では1984年に一たび狂犬病を撲滅しました。しかし、狂犬病予防注射の徹底を行っていなかったため、1993年に再発生しました。その後は現在にいたるまで撲滅ができていません。
バリ島では、2008年まで狂犬病の発生はありませんでしたが、不法上陸犬により発生、感染が広がりました。2010年までに何十万頭もの犬が処分されたといわれていますが、2011年においても撲滅にはいたらず、人の死亡例が報告されています。
台湾は、日本と同様数少ない狂犬病の清浄国でしたが、2013年にイタチアナグマにて狂犬病が発生しました。ジャコウネズミや飼い犬への感染も確認され、その後も多数のイタチアナグマの感染例が報告されています。
なお、日本では2005年にイタチアナグマを輸入禁止動物に指定しており、現在輸入を行っていません。

日本が再び汚染国とならないために

すべてのほ乳類に感染する狂犬病は、いつ日本に侵入してきてもおかしくない状況にあります。室内犬だから、小型犬だから狂犬病予防注射を受けなくて良いということはありません。日本が再び汚染国とならないために、飼い犬には必ず登録と1年に1度の狂犬病予防注射を受けさせてください。

飼い犬の登録と狂犬病予防注射の実施については、下記関連リンクの犬の飼い主のみなさまへをご覧ください。

関連リンク

よくある質問