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Vol.12 身近な行動でつくる、持続可能な社会。インフラ企業のSDGsアクション

ページID:0175033 更新日:2026年3月17日更新 印刷ページ表示

陸奥テックコンサルタント株式会社 SDGs推進委員会 委員長 古川 綾華さん

陸奥テックコンサルタント株式会社 

SDGs推進委員会 委員長 古川 綾華 さん​

 

郡山市に本社を置く陸奥テックコンサルタント株式会社は、道路・橋梁などの社会インフラを中心に、地域の安全と安心を支える建設コンサルタント企業です。技術本部、河川・砂防部で技師として働きながら、社内SDGs委員会の委員長を務める古川綾華さんに、同社の取り組みについて伺いました。


エコキャップ運動でCO₂削減と社会貢献を両立

 

1960年創業の陸奥テックコンサルタントは、約100名の社員が道路・橋梁・河川などの設計、点検、維持管理を担い、地域の暮らしを支えています。​

 

「2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、2020年に社内SDGs委員会を立ち上げました。テーマ選定のポイントは“誰にでもできる身近なこと”。そこで取り組み始めたのが『エコキャップ運動』です。」と古川さん。

「社員一人ひとりが、捨てるのではなく、何かにつなげるという視点でキャップを洗浄し回収。集まったキャップを外部のエコキャップ推進協会を通し、リサイクル資源として寄付する取り組みを始めました。」

 

回収されたペットボトルキャップ 

回収されたペットボトルキャップ​

回収されたペットボトルキャップ​

 

その結果、2024年11月には、1か月で3,440個のキャップを回収。結果として、焼却した場合に排出される約45.9kg相当のCO₂削減効果につながったそうです。

 

「エコキャップ推進協会の収益は、ポリオワクチンの製造費に充てられ、世界の子どもたちの命を守る支援になります。さらに、キャップの仕分け作業は障がいのある方や高齢者の雇用創出にもつながっています。」

 

2023年に始まった同社のエコキャップ運動は2026年現在も継続中で、委員会では新たな施策も検討しています。また、社内各部門の事業計画にもSDGs目標を組み込み、研修や進捗共有を通じて取り組みを形骸化させない仕組みを整えています。

 

SDGs推進委員会メンバーによるミーティング

SDGs推進委員会メンバーによるミーティング​

SDGs推進委員会メンバーによるミーティング​

 


未来を見据えた環境・人への配慮​

 

同社では、地域貢献活動にも全社で積極的に参加しています。会社周辺の清掃、逢瀬川の清掃、三春ダムや古川池のクリーンアップ活動など、多様な取り組みを継続。他にも、小学校での環境学習やどんぐり工作教室、献血バスの受け入れ、郡山市篤志奨学資金への寄付など、地域に根ざした活動を幅広く展開しています。

 

清掃活動風景

清掃活動風景

環境学習として出前講座を実施

環境学習として出前講座を実施

 

さらに陸奥テックコンサルタントが福利厚生として力を注いでいるのが、社員の健康管理です。デスクワークが中心となりがちな業務特性を踏まえ、社員の心身の健康維持・向上を重視。”お客様へより良いサービスを提供するためには社員の健康を大切に”という社員ファーストの企業風土が根付いています。​

 

「健康へ向けた具体策としては、就業時間内にモニターを見ながらストレッチをする『オフィスストレッチ』の時間を設けたり、運動ができるトレーニングルームを設置し、体を動かせる環境を整備しています。また、全社を挙げて健康管理アプリも活用し、体重や血圧などを記録したり、歩数チェックなど、健康行動の習慣化を実践しています。」

社会貢献や社員の健康に対する取り組みは、特別なことを一部の部署だけが行うのではなく、“会社全体で継続する仕組み”として進められている点が大きな特長です。環境配慮、社会貢献、社員の健康という三つの視点をバランスよく取り入れることで、企業としての持続可能性を高めています。​

 

オフィスストレッチ風景

オフィスストレッチ風景​

本格器具を配したトレーニングルーム

本格器具を配したトレーニングルーム

 


水害の教訓を生かした環境配慮型の新社屋​

 

2019年、台風19号による逢瀬川の氾濫で床上1.8メートルの浸水被害を受けた同社は、災害に強いまちづくりには「予防保全」が不可欠だと考えています。

 

「気候変動による災害はいつ起こるかわかりません。教訓を次世代につなぐため、2022年の新社屋建設ではサステナビリティを重視しました。」

 

敷地には、廃ペットボトルを再利用したエコ舗装を採用。通常のアスファルトよりCO₂排出量を抑えられる新技術で、駐車場入口には説明表記をプリントしています。屋上には太陽光発電設備を導入し、売電も実施。社内で使用する電力は自然エネルギー由来の電力証書を購入するなど、多角的にCO₂削減に取り組んでいます。また、燃料由来のCO₂排出量を“見える化”し、前年同月比を掲示して社員の意識向上を図っています。社用車には水素燃料電池自動車やハイブリッド車を導入し、環境負荷の低減を進めています。

 

 

エコ舗装の説明表示プリント ​

エコ舗装の説明表示プリント​

 

社屋の屋上には太陽光パネルを設置  

社屋の屋上には太陽光パネルを設置​

 

グリーン電力証書

グリーン電力証書

 

環境に配慮した社用車
環境に配慮した社用車​

 


持続可能な地域社会を支えるインフラの仕事

 

「道路や橋、河川などのインフラは普段意識される存在ではありませんが、市民の暮らしに欠かせないものです。インフラに関わる仕事は、完成がゴールではなく、未来の子どもたちの命を守る仕事でもあります」と古川さんは熱く語ります。

 

地域を想う気持ちがあれば、活躍の場は大きく広がり、次の時代の安心をつくります。持続可能な地域の未来のために、インフラ整備とSDGsアクションを通した陸奥テックコンサルタント株式会社の取り組みは続いていきます。

 

社員の皆さん

 

陸奥テックコンサルタント株式会社が貢献するSDGs(持続可能な開発目標)のゴール

■No.4 質の高い教育をみんなに
■No.7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
■No.8 働きがいも経済成長も
■No.11 住み続けられるまちづくりを
■No.14 海の豊かさを守ろう

古川さんのインタビューは、Instagramでも発信しています!

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