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郡山の鯉
郡山市と鯉
郡山市では、明治時代に猪苗代湖から引かれた安積疏水を利用した安積開拓事業により、それまで原野だった安積平野が一面の田園地帯に開墾されました。安積疏水完成により使われなくなった灌漑用のため池を利用し、養蚕が盛んな事で鯉の餌となる「蚕のさなぎ」が手に入りやすかったことが、鯉の養殖が盛んになった理由だといわれています。また、当時の開墾者の貴重なタンパク源としてコイの養殖が盛んに行われるようになり、全国でも有数の生産量を誇る産地となりました。
全国第1位の生産量(市町村別)
福島県は、養殖鯉部門で令和元年は年間約830トン、全国2位の生産量ですが、その多くが郡山市内で生産されており、市町村別では、郡山市は全国1位の生産量を誇っています。
薬用としても優れている鯉
中国の現存する最古の薬物書「神農本草経」に、鯉は長期に食用しても害はなく、人々の健康維持に用いられた上品、上薬と言われる医薬品に分類されています。
現代においても、鯉は1.糖尿病の食事療法、2.肝臓を守る最良の食品、3.緑内障などから目を守る、4.腎臓病の食事療法、5.血流改善、6.腰痛や関節の痛みを改善、7.婦人病に良い、8.母乳の出が良くなるなど、多くの効用があると言われています。(全国養鯉振興協議会パンフレットより)
鯉の刺身
鯉の甘露煮
鯉の昆布巻き
鯉の燻製
関連リンク
鯉食でつながる海外との文化交流
郡山鯉海外地域間交流事業
平成28年2月18日(木曜日)、19日(金曜日)には、新たな6次化商品等の開発を目指し、郷土料理として鯉を食すハンガリー国大使らを招へいし、食文化を通した交流を行いました。
駐日ハンガリー大使館:セルダヘイ・イシュトヴァーン駐日大使
駐日ハンガリー大使館:アンナ・バーリン経済担当官
駐日ハンガリー大使館:サボー・バラージシェフ
駐ハンガリー日本国大使館:鍋倉眞一元大使
ハンガリー鯉料理講習会の様子
ASEANの報道記者を招へい
外務省が企画する「外国報道関係者招へい事業」にて、ASEAN10カ国の記者を郡山に招へいし、「鯉に恋する郡山プロジェクト」の事業概要説明や鯉の試食により、風評の払拭を図りました。
郡山の鯉を使った美味しい鯉食レシピ開発
日本調理技術専門学校による新しい鯉料理の試作
市内にある「日本調理技術専門学校」の協力により、鯉の新しい食べ方を提案していただきました。
新商品開発検討会
マーケットのニーズに応えられる新商品の開発に向けて、生産者、料理人、飲食業者、学生等が集まり、「新商品開発検討会」を実施しました(平成28年度3回実施)。
キリンシティ株式会社による鯉料理レシピ考案
新商品開発検討会で意見が多かった「手軽に食べられる鯉料理」をキーワードに、「メンチカツ」や「バーガーなど、若者にも馴染みのあるメニューのほか、「鯉のねぎ油ソテー」など本格的なメニューを含め」、計14品の鯉料理レシピを考案いただきました。
鯉料理試食会
郡山飲食業組合及び飲食店関係者に対し、新しい鯉料理の試食会を実施し、飲食店でのメニュー開発の検討について依頼しました。
市役所内食堂での新メニュー披露
こおりやま産業博で提供され、話題になった「安積開拓丼」(鯉の天丼)をアレンジした「恋する鯉丼」を定食で販売しました。
鯉料理レシピ集
下記よりダウンロードしてご利用ください。
- 甘煮・鯉こく[PDFファイル/692KB]
- 唐揚げ・甘酢のあんかけ[PDFファイル/622KB]
- 蒲焼・蕪蒸し[PDFファイル/604KB]
- 揚げダンゴ・鯉のたまごシャンパン蒸し[PDFファイル/682KB]
鯉調理講習会を実施
養殖現場見学及びさばき方講習会
磐梯熱海温泉「四季彩一力」の齋藤総調理長を講師に迎え、郡山飲食業組合及び飲食店関係者に対し、鯉養殖現場見学及びさばき方講習会を実施しました。
デザインコンテストの実施
地元「国際アート&デザイン専門学校」の生徒さんへコンペを実施しました。「鯉に恋する郡山」ロゴデザイン、イラストレーション、ゆるキャラの優秀作品をプロのデザイナー監修のもとブラッシュアップし、今後のPR活動に活用していきます。