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Vol.10 探究力と創造力で未来をつくる!プレイノベーションの挑戦

ページID:0169612 更新日:2026年1月17日更新 印刷ページ表示

株式会社プレイノベーション 代表取締役 菅家元志さん

株式会社プレイノベーション 

代表取締役 菅家元志さん​

 

株式会社プレイノベーションは、東日本大震災後の2013年に郡山市で起業し、新規事業やDXの推進を支援するベンチャー企業。「世の中の問題解決を加速する」というミッションのもと、教育を通して「地域とこどもたちの未来をつなぐ」あらゆるプロジェクトに挑戦中です。時代の変化に対応するための独自の取り組みを伺いました。


「探究」プラットフォームで地域課題を発見し解決

 

1998年に文部科学省が小・中学校の学習指導要領を改定し、こどもたち自らが課題を見つけ調査・考察・表現力を育てる「探究」の授業が導入されたのはご存じでしょうか。2022年からは高校でも「総合的な探究の時間」として必修化されました。​

プレイノベーションの菅家社長は、主軸の新規事業開発支援やDX支援業務を行いながら、教育現場の「探究」に着目。「学びをもっと面白く、もっと自分ごとにする」という信条のもと、福島県内外の小・中学校、自治体、企業と連携し、体験的な教育プログラムや探究学習教材を次々と生み出しています。​


「AI(人工知能)の進歩で、これからの教育はAIにはできない能力を育むカリキュラムになっていくでしょう。こどもの頃から、答えのない課題を発見し、解決する力を伸ばす探究学習がとても重要になってきます。」と菅家社長。

 

「Fukushima & Company」公式サイト 

「Fukushima & Company」公式サイト

 

バーチャル社員入社式

バーチャル社員入社式​

 

2022年、プレイノベーションでは社会人向けに、探究活動を求めている人がいるのかを探るプラットフォーム「Fukushima & Company(フクシマ・アンド・カンパニー)」を、クラウドファンディングを活用しながら立ち上げました。

 

プレイノベーションが事務局となり、約3か月間バーチャルな会社として運営。ドクター、起業家、経営者、フリーランス、教員など多彩な人材が集まり20年後地域の医療はどうなっているかなど、さまざまな社会課題を探究。さらに、大学生向けに2週間の「探究インターンシップ」も提供しました。「Fukushima & Company」で繋がりのあった企業の協力を得ながら、AIを使って、参加企業の20年後の未来小説を書くインターンシップを開催。菅家社長は、「Fukushima & Company」や「探究インターンシップ」で、企業も学生も「探究」に対する意識の高さなどをあらためて実感し、手ごたえを感じたそうです。​

学生から経営者へインタビュー中の様子(一部)

学生から経営者へインタビュー中の様子(一部)​

 

キックオフミーティングの様子

キックオフミーティングの様子​


自ら学び、考え、行動する力を育てる「探究」出前授業

 

プレイノベーションには2023年当時、探究授業のカリキュラム設計に困っていた小・中学校、高校、大学、専門学校などから次々と「探究」の出前授業の依頼が来るようになりました。

創業から13期の2025年までに実施した出前授業は36回を数え、「依頼があればどこへでも行く」というのが菅家社長のポリシーだとか。

 

出前授業で生まれたのが、オリジナル教材「探究ワークシート」。この教材は、地域課題を自分たちの生活や将来と結びつけて考えるきっかけになっています。

 

「探究の授業では、どの生徒もテーマ選びに苦戦するのですが、『自分の悩みや興味のあることをテーマに選んでみては?』とアドバイスすると、ひらめいたかのように高校生の目が輝き出すんです。探究ワークシートを使用しての授業は先生方からも好評でした。」

 

高校での出前授業の様子

高校での出前授業の様子​

 

探究ワークシートに記入する生徒たち

探究ワークシートに記入する生徒たち


カードゲーム形式で遊びながら学ぶ「食育モンスター」

 

2011年の東日本大震災においても、答えのない様々な課題に直面した福島県。なかでも、外で遊ぶ機会が減ったこどもたちの肥満問題が大きくクローズアップされ「食育」の重要性が叫ばれました。​

そんな時、郡山市元気な遊びの広場「ペップキッズ郡山」の発案者でもある郡山市内の小児科医、菊池信太郎先生やプレイノベーションの菅家社長が中心となって取り組んだのがカードゲーム型食育教材「食育モンスター」プロジェクト。

 

郡山産業博 中テレ祭

郡山産業博(写真上)、中テレ祭(写真下)で開催されたワークショップの様子​

 

食育モンスター1 食育モンスター2 食育モンスター3

 

「医師、栄養士、農家、イラストレーターなどがメンバーとなり、体に良い食材や栄養バランスが学べるようなカードゲームを制作しました。例えば、肉や魚、野菜といった食材を“モンスター化”したカードで対戦しながら、三色食品群や五大栄養素の知識が身につく仕組みです。基本ルールはプレイノベーションのスタッフが考え、小学校の授業で試し、改善しながら仕上げていきました。」

 

​プレイノベーションには「嫌いだった野菜が食べられるようになった」「栄養バランスを意識するようになった」といったうれしい声が届くようになり、2019年にはクラウドファンディングや企業協賛を活用し、食育モンスターカードを製作して郡山市内の全小学校に配布しました。

 

「当時食育モンスターで学んだ小学生が現在高校生になっています。イベントブースなどで『食モンだ!なつかしい~』と言ってくれたりするのを見ると、感慨深いものがありますね。」と振り返る菅家社長。


郷土への誇りを育てる「郡山歴史カルタ」

 

さらにプレイノベーションが地域文化の継承のために力を入れているのが、「郡山歴史カルタ」です。郡山市の歴史や偉人、名所、伝統文化などを題材にしたカルタで、地元の小学校や地域イベントでも活用されています。

 

「郡山文化遺産総合活性化プロジェクト実行委員会からの依頼で、郡山の魅力を学べる教材として数年かけて制作し郡山市へ寄贈しました。郡山市には大安場古墳などの史跡や、安積疏水、安積開拓に関する歴史的文化的な遺産、柳橋歌舞伎などの民族文化財など誇れる文化財があるにもかかわらず、地元の若い世代が、そういった文化を学ぶ機会が不足していると感じたんです。この郡山歴史カルタでぜひ地元への愛着を深めてもらいたいと思いますね。」

 

イベントでのワークショップ風景

イベントでのワークショップ風景​

 

寄贈された「郡山歴史カルタ」

寄贈された「郡山歴史カルタ」


次の100年を支える若者への環境を整備

 

プレイノベーションが若者への持続可能な教育モデルを発信する中、地域にはそれらを育む場や機会がないという課題も浮かび上がってきたそうです。この課題に対応するため、こおりやま広域圏の経営者と若者を結びつける「Koriyama and COMPANY」を立ち上げました。「Koriyama and COMPANY」は次の100年をリードする若者が、地域経済の豊かさを支える挑戦に参加できるプラットフォームです。一緒に伴走してくれるパートナー企業も随時募集中とのこと。プレイノベーションの未来を見据えた挑戦に期待しましょう。

集合写真

 

株式会社プレイノベーションが貢献するSDGs(持続可能な開発目標)のゴール

■No.3 すべての人に健康と福祉を
■No.4 質の高い教育をみんなに
■No.8 働きがいも経済成長も
■No.9 産業と技術革新の基盤を作ろう

菅家さんのインタビューは、Instagramでも発信しています!

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