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水道事業の運営は、お客さまからお支払いいただいた水道料金で必要な経費をまかなう独立採算で経営をしています。
また、安心・安全な水道水を安定して供給し続けるため、水道の施設を拡張、改良するときの多額の資金は、国などからの借入金である企業債でまかなっています。お客さまにお支払いいただいた水道料金により、施設の維持管理や借入金の返済を行っています。
郡山市の水道料金は、口径別の準備料金と水量料金の合計に消費税相当額を合わせたもので、条例によって定められています。
水道事業は、必要な経費を水道料金でまかなう独立採算で経営しています。このため水道料金には、人件費、薬品費、設備の維持管理費等が含まれており、安全・安心な水を安定して供給するために必要な資金となります。
また、水道料金は、事業計画や財政計画等をもとに、学識経験者や水道使用者で構成する「郡山市上下水道事業経営審議会」で審議し、水道料金を改定する場合は市議会の議決が必要となります。
水道水をつくるために必要な費用に違いがあるため、市町村により水道料金に差があります。費用の違いは、次のような条件等の違いから生じます。
郡山市の場合、主な水源である猪苗代湖の水質は良好ですが、離れた位置にあります。また、市域が広いため多くの水道管を布設する必要がありますが、人口密度が低いため収益性が上がらないなどの課題があります。
このため、東京などの大都市と比較した場合、料金水準が高くなってしまいます。