本文
2021(令和3)年11月15日(月曜日)から17日(水曜日)の3日間にわたり、来年度のセーフコミュニティの国際認証再取得に向けて、これまでの取り組みを海外認証審査員に報告し、助言を頂く「セーフコミュニティ事前指導」をオンラインにて実施しました。(タイムスケジュール[PDFファイル/295KB])
セーフコミュニティの認証制度は、5年毎に再認証の審査を受けることが義務付けされています。郡山市は2018年(平成30年)2月に国際認証を取得していることから、来年度、再認証のための現地審査が行われる予定です。よって、今年は、来年の現地審査に向けて、海外認証審査員から助言や指導を受けるための事前指導を実施しました。
パイ・ル審査員
ミーガン・ブラザートン審査員
グレン・バーバー審査員
令和3年11月15日(月曜日)11時より、郡山市セーフコミュニティ事前指導の開会式を行いました。
開会式では、3日間お世話になる海外認証審査員の皆様をご紹介し、一言ずつご挨拶をいただきました。
郡山市の概要説明については、事前に動画撮影し、審査員へ送付しました。
渡部洋之(わたなべひろゆき)セーフコミュニティ課長
郡山市の概要についてのディスカッション
Q:セーフコミュニティに取り組んで変わったことは?
A:けがや事故の状況やデータの可視化、セーフコミュニティを基盤としたSDGsの推進
外傷サーベイランス委員会の発表は、事前に動画撮影し、審査員へ送付しました。
寺西寧(てらにしやすし)委員長
外傷サーベイランス委員会のディスカッション
Q:入手困難な情報はあるか?
A:虐待の実態を正確に掴めていない。外傷の程度、重さがどの程度社会に影響を与えているか把握できてない。
安部賢児(あべけんじ)委員長
交通安全対策委員会の活動報告
Q:高齢者免許返納は、高齢者が事故で重傷化するという課題と関連するのか?
A:実際の高齢者事故は、歩行者の場合が多い。この対策を始めたときに、高齢者による運転事故が増え始めたため取り組んだ。
吾妻利雄(あづまとしお)委員長
こどもの安全対策委員会の活動報告
Q:児童虐待に対し十分な受け皿はあるか?
A:福島県児童相談所や児童養護施設があり、受け皿が足りないということはない。
新田大和(にったやまと)委員長
防犯対策委員会の活動報告
Q:犯罪件数が国や県より多い理由は?
A:郡山市は福島県の中心部であり、交通の要所であるため、人が集まりやすいからではないかと考えている。
藤本マチ子(ふじもとまちこ)副委員長
高齢者の安全対策委員会の活動報告
Q:高齢者に対する緊急通報ボタンはあるか。
A:緊急ボタンや人感センサー、火災報知器などで、なにかあれば委託先の業者から協力員や救急に繋がるシステムがある(65歳以上対象)
國分晴朗(こくぶんはるお)委員長
防災・環境安全対策委員会の活動報告
Q:アンケートに回答しない人や活動に参加しない人の特徴を把握しているか。
A:性別や年齢等は把握していないが、若い世代や仕事を持つ人などと推測している。
若月ちよ(わかつきちよ)委員長
自殺予防対策委員会の活動報告
Q:市民アンケートには、「地域と繋がっているか」など、孤立していないかを確認する質問項目はあるか。
A:現在は設定していないが、今後調査する。
発表終了後、海外認証審査員3名を代表し、グレン・バーバー審査員から、これまでの取り組みに対してのお褒めの言葉と、来年の現地審査に向けての助言・指導をいただきました。
審査員からの助言をこれからのセーフコミュニティ活動に活かし、来年の国際認証再取得を目指して参ります。
審査員講評時の様子
審査員講評終了後
審査員(パイ・ル審査員、グレン・バーバー審査員)
日本セーフコミュニティ推進機構 代表理事 白石陽子氏
各対策委員会委員長・副委員長の皆様
郡山市セーフコミュニティ推進協議会 会長 品川萬里郡山市長