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郡山市では、汲み取り便槽や単独処理浄化槽から合併処理浄化槽へ転換する際の費用負担を軽減する補助制度を設けています。
この制度を活用し計画的な合併処理浄化槽への転換をご検討ください。
目次
単独処理浄化槽又は汲み取り便槽がある既存の建物(専用住宅等)の一部又は全部を残して合併処理浄化槽を設置する場合を指します。
人槽 |
設置費補助金 |
撤去費補助金 |
宅内配管工事費補助金 |
---|---|---|---|
5人槽 |
332,000円 |
単独処理浄化槽 120,000円 |
300,000円 |
6・7人槽 |
414,000円 |
||
8・10人槽 |
548,000円 |
【例1】 単独処理浄化槽から5人槽の合併処理浄化槽に転換する場合の上限
設置補助332,000円+撤去補助120,000円+宅内配管工事費補助300,000円=752,000円
【例2】 汲み取り便槽から7人槽の合併処理浄化槽に転換する場合の上限
設置補助414,000円+撤去補助90,000円+宅内配管工事費補助300,000円=804,000円
湖南町において新たに浄化槽を設置する場合は、福島県猪苗代湖及び裏磐梯湖沼群の水環境の保全に関する条例第24条により、窒素及びリン除去型浄化槽とすることが義務付けられています。
窒素及びリン除去型浄化槽は、通常の浄化槽と比べ高性能であるため高額となっています。
そのため、湖南町地内では、設置費補助金が上乗せされているほか、新築等の場合も補助対象となります。
区分 | 人槽 | 設置費補助金 | 撤去費補助金 | 宅内配管工事費補助金 |
---|---|---|---|---|
転換の場合 | 5人槽 | 932,000円 | 単独処理浄化槽 120,000円 汲み取り便槽 90,000円 |
300,000円 |
6・7人槽 | 1,222,000円 | |||
8・10人槽 | 1,696,000円 | |||
転換以外 (新築等) |
5人槽 | 724,000円 | 補助対象外 | 補助対象外 |
6・7人槽 | 963,000円 | |||
8・10人槽 |
1,353,000円 |
【例1】 湖南町で単独処理浄化槽から7人槽の合併処理浄化槽に転換する場合の上限
設置補助1,222,000円+撤去補助120,000円+宅内配管工事費補助300,000円=1,642,000円
【例2】 湖南町で新築又は建替時に5人槽の合併処理浄化槽を設置する場合の上限
設置補助724,000円+撤去補助0円+宅内配管工事費補助0円=724,000円
以下の図をご確認ください。
スケジュールを逆算し、余裕を持って手続きを進めてください。
補助対象地域内(浄化槽処理促進区域)において、単独処理浄化槽又は汲み取り便槽からの転換により専用住宅等に浄化槽を設置する個人(共同住宅は対象外)
浄化槽処理促進区域内(工事予定地が該当するかどうかは、営業課 浄化槽係(電話番号024-932-7666)までお問い合わせください。)
以下のすべてを満たすこと
生物化学的酸素要求量(Biochemical Oxygen Demand、単位はミリグラム毎リットル)。
水中の有機物が微生物の働きで分解されるときに消費される酸素の量で、この数値が大きくなると、有機性の汚れが大きいことを意味します。
環境省が定める性能要件を満たす浄化槽を指します。
対応機種は、以下のリンクを参照してください。
環境配慮型浄化槽一覧表<外部リンク>(外部リンク、一般社団法人浄化槽システム協会ウェブサイト)
以下の消費電力基準以下であること。
人槽(人) |
消費電力 |
消費電力 (BOD10mg/L以下) |
消費電力 (りん除去型) |
---|---|---|---|
5 | 39 | 53 | 83 |
7 | 55 | 75 | 90 |
10 | 75 | 102 | 157 |
放流水の総窒素濃度が10ミリグラム毎リットル以下及び放流水の総リン濃度が1ミリグラム毎リットル以下の機能を有する浄化槽で、水源(猪苗代湖)の富栄養化防止効果があります。
浄化槽の処理対象人員は、原則的に「建築物の用途別による屎尿浄化槽の処理対象人員算定基準(JISA3302-2000)」を基に建物の用途や規模により算定すること
なお、処理対象人員が実情に添わない場合は、事前に相談すること
以下のいずれかに該当する場合は補助金を利用することができません。
浄化槽工事業者(浄化槽法第21条第1項若しくは第3項の登録又は浄化槽法第33条第3項の規定による届出を行っている業者)については、以下のウェブサイト中の「浄化槽工事業者登録一覧」又は「特例浄化槽工事業者届出一覧」からご確認ください。
浄化槽工事業の登録(外部サイト、福島県)<外部リンク>
申請に当たっては、必ず以下の郡山市浄化槽設置整備事業補助申請の手引きを確認してください。
また、添付書類として建築物の平面図や浄化槽の認定に係る書類が必要となりますので、工事を依頼する浄化槽工事業者とよく相談してから書類を作成してください。
汲み取り便槽や単独処理浄化槽を使用していると、台所や洗濯などの生活雑排水が処理されずに側溝を通じて河川などに流れるため、合併処理浄化槽と比べ水環境(公共用水域)に悪影響を与えてしまいます。
より良い水環境を後世に残していくためにも、生活雑排水も併せて処理する「合併処理浄化槽」への転換に努めましょう。
郡山市では合併処理浄化槽を適切に維持管理する方に対する補助制度を設けています。
詳しくは以下のリンクからご確認ください。
質問 | 回答 |
---|---|
補助金の申請条件は何ですか? |
概ね以下のすべてを満たすものとなります。
浄化槽工事業者については、「浄化槽工事業の登録(外部サイト、福島県)<外部リンク>」中の「浄化槽工事業者登録一覧」又は「特例浄化槽工事業者届出一覧」からご確認ください。 |
補助金の申請期限はいつですか? |
市の予算が無くなり次第、受付終了となります。 また、申請年度の3月31日までに竣工検査を受けることができない場合も申請できません。 |
補助金の申請手続きはどのように行えばよいですか? |
まずは、補助金に該当する区域か、予算の枠は残っているかを営業課 浄化槽係(電話番号024-932-7666)までお問い合わせください。 その上で、申請される方と浄化槽工事業者とで、工事の内容、金額及び時期等について打合せ及び契約等の手続等を進めてください。 なお、浄化槽工事業者が、書類の作成及び手続きを支援しているケースも多いので、手続きの進め方についても浄化槽工事業者と十分に打合せを行ってください。 |
補助金の対象となる浄化槽はどのようなものですか? |
以下のすべてを満たすものとなります。
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補助金の金額や割合はどれくらいですか? |
金額は別表をご覧ください。 環境省の試算では、本補助金を利用することで工事費用の4割をカバーできるとされています。 なお、工事の内容(配管の距離、コンクリートの掘削面積等)によって工事金額が変わりますので一概には言えませんが、最大で工事費用の約6割を補助金で賄えた方もいらっしゃいます。 詳しくは、浄化槽工事業者からの見積りでご確認ください。 |
補助金を受け取るまでの手続きや期間は、どのくらいかかりますか? |
以下の流れとなります。
1から2まで約1か月かかります。 また、5から6までは約2週間かかります。 工事の日程等に制約がある場合は、事前に営業課 浄化槽係(電話番号024-932-7666)までご相談ください。 |
補助金を受け取った後の浄化槽の維持管理に対する補助はありますか? |
郡山市では、合併処理浄化槽の適切な維持管理を行っている方に対する補助制度を設けています。 詳しくは以下のリンクからご確認ください。 |
補助金を利用することで得られるメリットや効果は何ですか? |
浄化槽を設置するに当たっての費用負担を軽減することができます。 また、浄化槽の使用開始後は、転換前と比べ環境負荷(BOD)が7倍以上低減され、地域の美化や公共用水域の水質の向上効果が期待されます。 |
補助金を利用するために必要な書類や手続きはありますか? |
郡山市浄化槽設置整備事業補助申請の手引きをご確認ください。 なお、補助金申請に当たって、印鑑証明、納税証明書、土地の登記簿等は不要です。 |
補助金に関するその他の疑問や不明点はどこに問い合わせればよいですか? |
郡山市上下水道局 営業課 浄化槽係(電話番号024-932-7666)までお問い合わせください。 |