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湖南浄化センターは、豊かな自然に恵まれ多くの人々が訪れる観光地としてだけでなく、本市の水道水源としても大きな役割を果たしている猪苗代湖の水環境と湖南地区の生活環境を保全するため、湖南地区の家庭等で使われた下水(トイレ、台所、風呂の水)を微生物の働きできれいな水にして猪苗代湖に流している施設です。
施設の特徴として、寒冷な湖南地区において安定した放流水質を得るため、高度な処理方式(好気性ろ床を用いた循環式硝化脱窒法(注意1をご覧ください)を導入しています。
これまで良好な水質を保ってきた猪苗代湖ですが、近年、水素イオン濃度(pH)の上昇や富栄養化の兆候などが見られ、水環境の悪化が懸念されていることから、水質を保全するために制定された「福島県猪苗代湖及び裏磐梯湖沼群の水環境の保全に関する条例」[PDFファイル/312KB]において平成19年4月から適用されている厳しい規制(注意2をご覧ください)に対応できる施設となっています。
(注意)
所在地 | 湖南町舟津字中ノ沢5493 |
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供用開始年月 | 平成14年7月 |
処理方式 | 好気性ろ床を用いた循環式硝化脱窒法(同時凝集) |
処理面積 | 180ヘクタール(全体計画) |
処理能力 | 日当たり1,700立方メートル |
放流先 | 農業用水路から猪苗代湖へ |